****   2010Mar14thSun   ****   1400年の歴史を持つ厳島神社の総本社で最高の幸せを祈る!お話し!!  
Sunday, March 14, 2010, 23:43 - イベント
今日は、大阪の街に朝から、ドレスアップした女性が目につきました。吉日だとすぐにわかりました。
日本では昔から、暦注(れきちゅう)を配慮し、婚礼は大安の日、葬式は友引を避けるなど、
冠婚葬祭の儀式に、六曜や六輝と呼ばれる最も代表的な暦注に直接的に結びついていますね。
その謂れで何事も吉、成功しないことは無いという、今日は大安。
ホテルや神社等、神戸や大阪の街中で、結婚式が多数行われていました。



↑↑↑↑↑ 写真 1400年の歴史をもち、日本全国に約500社ある厳島神社の総本社。
お日柄の良い日に、総本社で最高の幸せを!“安芸の宮島”の厳島神社で婚礼行事に遭遇しました。
私も、その最高!?の幸せにあやかろうと、
厳かに執り行われている儀式を、しばらく見学させて頂いたんです!
本殿中央で、伝統ある神社での婚礼儀式を見ようと、たくさんの人が足を止めています。
儀式が終わり、両家親族に三々九度のお神酒が配られた後、
独特の和楽器の生演奏が奏でられます。
海外からのツアーリストも珍しそうに見学しています。初めて見る、神前の和の婚礼でしょうね。
その外国人の方々にも、儀式の意味はよく伝わっていた様でした。

さて、今日は、外国人の方によく質問される、トピックスの1つです。
“神社”と“寺”の違いについてです。
私は度々、海外からの友人を京都へお連れしますが、神社と寺は何が違うの?って聞かれます。
簡単に言うと、鳥居があるのが、神社、無いのがお寺。
また、仏像があるのが、寺、無いのが、神社です。

まず、神社の鳥居の意味は知っていますか?神社は神様が住む場所です。
鳥居から内側は、「ここからは神聖な場所です。」と結界を示している、と言います。
また、神社に仏像が無いのは、神殿には神様が宿っているとされる鏡や刀があります。
古来から神社は、神様の気配が強いところを選んで建てられています。
昔から五穀豊穣など、その地域の全体の幸せを祈った場所です。

話しは、宮島の厳島神社に戻ります。神社が建てられた歴史を振り返ります。
ご存知の通り、安芸というのは、もともと地方行政区分だった国の一つです。
聖徳太子の叔母さんの推古天皇が即位した頃、593年(推古元年)に社殿が創建されました。
安芸の豪族である、佐伯鞍職(さえき の くらもと)が厳島神社を作り、初代の神主となりました。
その後、1168年(仁安3年)に、平清盛が現在の社殿を現在の形の様に造営しました。
平安の時代の末期に、平清盛は平家一族の崇敬を受けていました。
また、時代は変わりますが、豊臣秀吉は天下統一のために参詣した、とされます。
古来から安芸の地域の発展のみならず、国の政情等、皆の幸せを祈願されてきた神社と言えます。



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