Friday, October 09, 2009, 23:51 - 美食
秋の晴れの天気は空が高く感じて清々しいです。
大阪で夜、帰宅途中にふと電光掲示板の気温計を見ますと「18℃」でした。
朝、晩の冷え込みは、日増しに本格的に秋を感じさせてくれます。
夕暮れの時間も早く、街路樹の葉の色も染まり始めました。これが秋の足ですね!笑
また、よそのお宅の庭や、学校の校庭にたわわに実るイチジクを見かけるようになりました。
関西では、すでに実が熟れて、木の上で、実がはじけはじめました!↓↓↓↓↓ 写真
今週 Ristorante FUWA le 掲載の写真にもありましたね、
イチジクのコンポート、イチジクのタルト、などなど、食の秋の季節でもあります。
(イチジクのケーキ、甘党の方、どうぞCHECKして下さい!10月5日(月)の記事です!
**** 2009Oct 5thMon **** 夢も膨らませましょう!
女性の言いたい放題、世界の恋愛事情!?男性ランキングあれこれのお話し!)
今日は簡単に、イチジクの良いこと、を書きましょう!笑
近年イチジクが小麦より古くヒトにとって付き合いの長いもの、と発表されました。
これは、真面目な論文でとなえられた説です。
2006年の6月にアメリカの科学誌「サイエンス」に掲載されました。
ハーバード大学の研究チームによりますと、
イチジクは「小麦よりも古く人類最古の栽培食物」と位置づけられたんです。
つまりは、ヒトが育てて食べようと栽培した、歴史の長い食べ物、という訳です。
この発表の根拠となったのは、およそ1万1400年前のヨルダン渓谷の遺跡です。
野生種ではない、イチジクの実が発掘されました。
当時の人々が食用に栽培を始めたのではないかと考えられています。
イチジクは現在、世界各国で食べられています。
私は去年(2008年)の秋イタリアで、ローマの市街地のマーケットでイチジクを買って食べました。
日本のものとは、見た目が少し違っていました。
色はオフホワイト、大きさは親指をひとまわりぐらい、ぷく〜っと膨らました感じのサイズ。
食べますと、独特の弾ける様な粒粒の触感が、「もう1つ。」と手を進めます。大変気に入りました!
さて、イチジクは古来、アラビア半島で誕生し、ヨーロッパ、ペルシャ、中国へと広まりました。
日本には江戸時代に、長崎へ中国から渡って来ています。
その頃、日本では薬用として栽培が始まりました。
今のように一般的なフルーツと同等に扱われ始めたのは、その後のお話です。
生産量が徐々に増えていくにつれて、食用として親しまれるようになりました。
現在分かっている、イチジクの効能は、
高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、便秘改善などです。
また、イチジクは食事の最後に食べると消化を促進してくれます。
これは、フィシンというたんぱく質の分解酵素が含まれているからです。
この酵素は、昔から、おばあちゃんの知恵袋として民間療法でも活用されています。
イチジクを切った時に割れ目から出てくる白い液体を、イボを取るのに使っています。
最後に、「いちじく」という名前の由来には諸説あります。、
「いち熟」=その実が毎日ひとつずつから熟する、一月で一気に実が熟すから、などです。
いずれにせよこの季節人々にとってイチジクが木の上で熟れることが風物詩だったのが分かります。
今でも私たちにとって身近な「イチジク」、是非みなさん、この秋も楽しんで下さいね!
| このエントリーのURL | ( 3 / 645 )
戻る 進む