Monday, August 27, 2007, 23:11 - エンターテイメント（MUSIC/MOVIE/BOOKS）
正に一夜にして世界各国の民族音楽を楽しみました！
シンガポールの街中に位置する国立の公園フォート・カンニング・パーク（Fort Canning Park）にて
盛大に開催された「WOMAD Singapore 2007」、3日間のステージが華やかに幕を閉じました。
イギリス発祥のこのWOMAD、「ワールドミュージック」と枠付けされた世界の民族音楽の祭典です！
（詳しい祭りの概要は、昨日の記事をご参考にして下さい！***** 2007Aug25thSat *****
音楽と芸術の祭典WOMADで世界旅行の話！PART �機舛海譴泙任虜廚蠅力辰掘�〜）
これまで、フォート・カンニング・パークでの野外ライブやイベントに多数参加してきましたが、
この夜の「WOMAD」のアーティストの数、プログラムの充実など最大規模のイベントでした！
大小5つのステージと屋台やテントの、民族楽器や衣装、占いやヨガのブースなど、
小さな店舗がぎっしりと軒を連ねていました。このブースだけでも世界旅行をした気分です！笑
マルガリータやシシケバブやトルコアイス、本格インディアンカレー、タコス、などの飲食店も！
↓↓↓↓↓ 左の写真の左奥に見えているのは、「FORT GREEN STAGE」と呼ばれるメインのステージ
広くて開放的な野外のステージがご想像頂けますか？？？
そして！！「URBAN FORT 」と名付けられた
丘高い公園の一番上に特設された深夜のクラブゾーン！↓↓↓↓↓ 右の写真
イベントのスタートは夜の7：00〜 子供連れのご家族や若者のグループなど
集まる人々は「老若男女」問わず！という言葉がぴったり！！です。
実は、私もグループで出掛けましたが、会場でまた別の友人グループに合流したり、
とにかく広い会場をステージの時間の流れで移動して賑やかに過ごしていました。
また、翌日になって日本語放送の元同僚のDJさん達も会場にいたことを知りました。
ほとんど、同じアーティストのステージを見ていたにも関わらず広い会場！たくさんの人々！
この夜、そのお二人には出会うことはありませんでした！笑
「WOMAD Singapore 2007」3日間の祭典のうち、私達が参加したのが2日目土曜日です！
それでは、ここで！見たステージをザーッとここで紹介しましょう！！
7：00「GALLERY ATAGE」（室内のミニステージにて）
Daare J セネガルのラッパー3人組 レゲーのテイストがセネガル音楽にミックスされています！
7：30「FORT GREEN STAGE」（緩やかな芝生の斜面が観客席、メインの一番大きなステージ）
OKI Dub Ainu Band 日本・樺太
「アイヌ音楽の紹介者」と例えられるミュージシャンでありプロデューサーのOKI（オキ）と
そのOKIが率いる、日本・アイヌ発のログレッシブ・ルーツ・バンドの Dub Ainu Band。
これまで民族音楽フェスタなど既に海外での活躍をみせています！
アイヌの民族楽器、トンコリ（五弦琴）などユニークな音を奏でる楽器と共に、
アイヌの伝統音楽とレゲエ、DUBなどのブラックアメリカン音楽を混ぜたユニークな音楽。
ステージから「ありがとう」「Thank you」・・・などさまざまな国の言葉でメッセージを
集まった人々に伝えていました。彼らの個性豊かな音楽と共に皆さんの心に響いた様子でした。
8:30「TOP STAGE」（平たい芝生広場に特設の中ステージ）
Etra Finatawa ↓↓↓↓↓ 写真ナイジェリアの民族音楽
9:30「FORT GATE STAGE」（飲食ブースの近くに設置された小ステージ）
Shooglenifyty ↓↓↓↓↓ 写真 スコットランドの伝統音楽
10：00 メインの「FORT GREEN STAGE」へ戻り、ステージの途中でしたが・・・
David D'Or イスラエル クラシックとワールドミュージックという独自のミックススタイル！
そして、10：30 改めて先ほど見ていた「TOP STAGE」へ再び戻り・・・
Club do Balanco ブラジルのファンキーなサンバロックの大所帯バンド を。
休む暇も無く11：30 メインの「FORT GREEN STAGE」へ戻り・・・
なんと！終演時刻が「AM1：30」驚 に及んだ！
Youssou N'Dour and the Super Etoile de Dakar ↓↓↓↓↓ 写真
ユッスー・ンドゥールはセネガルの大御所歌手です。
セネガルの伝統音楽に民族音楽やポップミュージックなどを取り入れ革命を起こしたアーティスト！！
ユッスー・ンドゥールは世界で知られるアーティストですね。
1998年のワールドカップのフランス大会の公式讃歌や、スタジオジブリ映画音楽の担当など
日本にも多くのファンを持ち、世界各国で幅広い活動を見せます。
ユッスー・ンドゥールは、セネガルの伝統音楽家家系の語り部「グリオ」の血を引いています。
ユニセフの親善大使など、音楽を通じた社会活動が「歌うジャーナリスト」とも例えられ、
その現代の「グリオ」として各方面に名前を刻んでいる人物です。
ところで、「ンバラ」という音楽ジャンル知っていますか？？？
これはユッスー・ンドゥールが確立した音楽の1つです！
祖国の楽器ジャンベを使った伝統音楽と、カリブ音楽など様々なジャンルの音楽を融合しています。
↓↓↓↓↓ 写真 このステージでも共演したバンド、シュペール・エトワール・ドゥ・ダカールは
20年以上に渡りユッスー・ンドゥールが共に活動を続けてきています。
さて、最後のYoussou N'Dour and the Super Etoile de Dakarのライブは、
アンコールに2度、3度と答え、その度に熱の入った演奏数曲を立て続けに見せてくれました！
こんな感動的なエンディングを迎えられて、集まった音楽ファン、スタッフもミュージシャンも
全ての人達が満たされた気持ちで会場を後にしたことと思います。
世界各国で人々によって伝承されている音楽がここシンガポールに一挙に集まりました！
民族音楽は、「雨乞い」や「狩猟の成功」、「農作物の豊作の願い」などさまざまな意味が込められ、
古人の暮らしに沿って祭礼などで演奏されたものもあるのでしょう。
言葉は違っても心に染み入ってくる、そんな音楽の数々を体験することができました！
| このエントリーのURL |
( 3 / 2147 )戻る 進む
