*****  2007MAY1stTue    *****   今日はLABOR(レイバーデー)!! 
Tuesday, May 01, 2007, 14:40 - プチニュース
「シンガポールの家庭料理ってどんなん?」

って話しです。今日はレイバーで、「労働者の日」!
シンガポールは年間10種類11日しかない国民の祝日。今月はなんと2日ある珍しい月です。

友人のシンガポール人のカップルは、平日の夕飯はほとんど外食です!驚
共働きの夫婦は特に「ホーカーズ(シンガポールの屋台)」や「フードコート」などで
手軽に済ませているそうです。

今日は休日!この同世代のカップルの家では、若奥様が料理の腕を揮います!

英語でSILVER POMFRETと呼ばれる「マナガツオ」を使った料理です!
マレーシア出身の中華系シンガポーリアンの奥様はこの料理をお母様から習っています。
彼女の家族はおじい様おばあ様の代に中国本土からマレーシアへ移民してきたそうです。



              「TEOCHEW STEAM=(中国語でサンタオと呼ばれています)」
「TEOCHEW」は中国語の方言の一つ、「STEAM」=蒸し料理です。

↑↑↑↑↑写真 下ごしらえがすでに終わりこれから冷蔵庫で少しねかし、蒸します。
写真では少しピンクっぽく写っていますね。
実際、今日調理されたマナガツオは、クリーミーホワイトに薄くピンクの柄が入っています。



↑↑↑↑↑写真 
腹にはしいたけ、トマト、しょうが、豚脂、サワープライム(梅)が詰められています。



↑↑↑↑↑写真 瓶詰めのサワープライム こうした梅は市販されていてよく料理に使います。

この友人カップル、ご主人は料理が「大」の得意!
台所で、奥様とそんな家庭料理の話をしていると、ご主人の家庭の魚料理も教えてくれました。
中国語で「グオンシ」と呼ばれる料理です。
この「TEOCHEW STEAM」と同様に魚の腹に「大豆」「にんにく」「しょうが」を詰めて蒸しあげます。


ところで、中華系シンガポーリアンの多くの家庭は中国語の方言でも「ホッケン語」を話します。
ご主人の生まれ育った家は「ホッケン語」を話す家庭、
つまりこの「グオンシ」は一般的な中華系のシンガポール人の家庭料理と言えますね。
さらに、シンガポールで一般的にレストランなどで食べる中華料理もこの「ホッケン」だそうです。
「ローストダック」が食べられる店=ホッケンと大まかに考えられるそうです。

中国料理の四大料理系統というと、
一般的には「北京料理」「上海料理」「四川料理」「広東料理」に分けられます。
人々の暮らしに密接した中華の家庭料理は、こうして全世界、特にアジアの国々では
たくさんの料理が受け継がれているんですね。
そう言えば、日本の「しっぽく料理」「普茶料理」も中華料理を日本化したものです。

う〜ん、華人の文化に触れると身近に感じられるものですね。

さて!今日の若奥様の料理は何点???






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