Saturday, January 05, 2008, 01:02 - イベント
日本の正月。「初詣」で一年が始まるといっても過言ではありません。
2006年、2007年とシンガポールで年を越し、初詣に出掛けるのは3年ぶり・・・、でした。
行きの電車の中や百貨店など街中では着物姿の艶やかな女性の姿を見かけました。
カップルで揃って和服という方々も！！います！「背筋がピンッと張る」様な、清々しい気持ちです。
神戸の「生田神社」へ出掛けました。↓↓↓↓↓ 写真 1月3日・4日とぽかぽか陽気の関西地方。
関西各局のFMラジオで、いつになくこの生田神社の境内からリポーターが中継をしていました。
「いつになく」のその理由には、全国的に世間の注目を浴びたのが記憶に新しい！神社です。
女優の藤原紀香と、お笑いタレントの陣内智則の結婚式を行った場所です！
去年、2007年の2月17日の事。
その後、この神社へお参りすれば「恋が実る神社」「縁を結ぶ神社」と言われ始めたそうです。
ここ生田神社は地元で「生田さん」と呼ばれ、祭られている神は「女神」として有名です。
その神は「稚く瑞々しい日の女神」とされる、稚日女尊（わかひるめのみこと）です。
その名が記された一番古い古書は日本書紀の1節。
それによりますと、201年に神功皇后の三韓外征の帰り道、神戸港で難航となり祈りをささげます。
そこに姿を現したのが稚日女尊、そこで神託を告げた、とされています。
しかし近年この生田神社が脚光を浴びたのはスターの結婚式だけではありません。
実は、1996年に歌手のシンディー・ローパーがはるばるアメリカから、阪神大震災の慰問に来ました！その時、節分の豆まきに参加して、震災復興中の神戸の町と人々を励ましました！！
その両方の話題でスター達の姿が見られた場所が↓↓↓↓↓ 写真 この本殿です！！
実は、近年加わった生田神社のご利益、もう1つあるんです！
それは阪神淡路大震災の時の事から大々的に言われています！
大きな被害を受けたこの生田神社、特に拝殿のダメージは壊滅的だったと言います。
しかし、その後力強く復興を遂げ、不安な町の人々の元気の源となりました。
それ以来、「蘇る神」として人々から崇敬を受けるようになりました。
さらに付け加えますと、これまでに近年の震災以外にもたびたび復興を遂げています！
例えば、1938年に神戸大水害、1945年に神戸の大空襲でも社殿は被害を受けています。
そうしたことから、
以前からこの生田神社の神は「困難にも屈しない」「困難を乗り越える」力を持つ神として、
参拝する人々に開運をもたらす・・・、とも言われていたそう。
今日はそんなご利益にあやかろうと、たくさんの参拝者が境内に訪れています。
本殿では初詣のご祈祷が行われていました。一般のお参りに来られた方々がお参りしています。
手を合わせるのだけでも、正面の賽銭箱のある場所まで列を作って並びます。
ご家族連れに混じって、以前に比べますと若者の姿が増えた気がしました。
そして、そのニーズに合わせて！？かとてもかわいらしいお守りもありました！
そして、↓↓↓↓↓ 写真 右側のお守りは、その話題の震災で頑強に生き残ったとされる、
境内の西側に植えられていた桜の木をモチーフにしている「開運桜守」です！
最後に、「神戸」という土地の呼び名の語源のお話。
生田神社のある現在の神戸市中央区一帯が神社の境内＝社領だったとされます。
そのことから、神の地神戸（かんべ）と呼ばれ続け、近年になって「こうべ」と発音するようになりました。新たな歴史が次々刻まれて、これからもますます人々が訪れそうなスポットです！
たくさんの神秘的な伝説の残る地、なんだかご利益がありそうです！！
今年もみなさんに良い事がたくさん起こりますように！お祈り致します。。。
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