*****  2008Feb7thThr   *****   神戸の中華街「南京街」で浴びる旧正月元日の風〜華人の投資と風水の話!  
Thursday, February 07, 2008, 23:02 - イベント
新年快楽!旧正月の元日の今日世界各国の華僑の人々の間で新年の到来が祝われています!!

私は去年、一昨年と、2年連続でシンガポールで暮らしていたために
旧正月は、大晦日の夜はシンガポールの中華街でカウントダウンをして新年を迎えました!

そこで、今年はいち早くふるさと神戸の中華街「南京街」の旧正月をのぞきました!
華僑の人々が多数住む神戸の中華街は、伝統的な風習通りに季節の祭りが行われ、活気付きます!
チャイナタウンは正月のめでたい飾りが施され準備万端!!毎年30万人が足を運びます!
恒例の龍舞などのイベントは週末に開催予定!今年は北京から中国雑技団も技を披露します!

写真は今日の夜7時頃の「南京町」の様子です!
中央の広場では、中国の伝統衣装を身にまとう京劇の登場人物達↓↓↓↓↓ と写真撮影ができます!

 

さて、イギリス・ロイター通信のニュースで気になる「今後の経済」を予想する記事がありました。
週明け以降に再開される新年の株式相場について、
中国の占いの結果がアジア地域のの投資家達へ心理的影響を与えるというものです。
ロイター通信者が科学的な根拠の無い予想をしているのも珍しい事です。
というのが、特に中国・台湾・香港等「アジアの相場」に関して、旧正月を迎え、
風水や占い師の言葉、助言が人々への心理的影響を及ぼす可能性が高い・・・と判断しています!
そして、今年はその肝心な各国の著名な風水師達のこの春節(旧正月)明けの経済の予報が、
言葉があまり弾まず、慎重な言葉をかけているとの事です。

シンガポール風水センターの風水師ビンセント・コウ氏は、
「子年のネズミは1年の最後に活動的になりネズミの水の要素が株式市場を冷やす」としています。
そして、香港の風水専門家、レイモンド・ロー氏は、
子年は風水から判断して「地」や「金属」の要素に関係ある企業が躍進すると予想していています。
加えて、春節明けの株式市場は多くの調整局面を迎えるため、
子年に強くなる「地」と「水」の要素が、相場に影響力のある「火」の要素を弱めると話しています。
また、マレーシアの風水専門家は、
東南アジアの株式市場について、春節明け早々の混乱タイミングを抜ければ安定するとして、
「今年は全般的に大地からの芽生えのイメージがあるが、年初は厳しい」とまとめているそうです。



風水といういと、中国の古代の思想で、人と周辺環境によって幸福や吉をもたらすというものです。
地形や、風、水の流れや方位、陰陽五行説などから、「生気」が集中する場所を判断します。
東南アジアの華僑や華人の社会では根強く信じられていています!暮らしや経営で活用されます!
企業が風水の専門家に経営の戦略やオフィスの内装のデザインまで助言を求めている事もあります。
特にシンガポールでは観光名所に建つマーライオンの向きや、金融街の位置、建物の形やデザイン、
ホテルの窓の形まで、風水の思想によって決められたものもが多数あり、町中で見かけられます。
また、記憶に新しいものでは、2005年の9月に開園している香港のディズニーランドでは、
風水の専門家によって、園の入場口の角度を変え、業績不振の秘策を採用しています。

このロイター通信者の記事は、今日春節から干支が「子年」に変わると説明。
その上で、中国や華僑・華人の比重の高い経済の東南アジアでは「慎重な投資家」達が
干支や風水による占いも投資判断に採り入れていると紹介しています。

シンガポールをはじめ、マレーシアやベトナム、インドネシア、タイ、そして日本などの各地で、
春節の催しが盛大に行われています!伝統の文化を重視する、世界の中国系の人々の祭りです!
当たるも八卦、当たらぬも八卦。・・・新年のアジア経済「慎重な」スタートになりそうです!



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