Monday, July 09, 2007, 22:31 - プチニュース
昨夜、ふるさと神戸の親友と国際電話で話をしました。
神戸は近頃、梅雨のようで梅雨でない、夏のようで夏でない、そんな天気が続いているとか!
神戸の地元新聞の紙面には
青い竹笹に願いを込めた短冊がたわわに飾られている写真が掲載されていました。


ところで、シンガポールでの七夕の夜、あったかい家族と共に過ごしました。
その席で、中国語を学ぶ私達に中国本土からの珍しいお酒がふるまわれました!
なんと! 「ヤギの乳から作った酒」です!!

ご覧の通り、酒の色は透明です。何度も蒸留された高級な酒だから白濁していないとの事です。
しかし、、、 この酒のキツイコト!!
アルコール度数がおよそ 45%、喉を通しただけで焼ける感じ・・・正真正銘の酒です!
中国での手厚い接待を受けた時の体験談と共にこの酒について伺いました。笑
この酒は、モンゴルに由来します。独特の酒の注ぎ方と受け方があるそうです。
酒を注ぐ人は指を立て、「天」と「地」とを指差し自然の恵へ感謝の意を示します。
その後、自らの額を指し、酒を注ぎます。
この酒を注がれた人は掛け声と共にグラスの酒を全てを飲み干します。
これを!! 3杯連続で繰り返す!!
普通のグラスより小さめのグラスとは言え、
このアルコール度数の高めの酒を3杯一気に飲み干した後の事は想像がつきますね。笑
この珍しい「ヤギの乳から作られた酒」は、モンゴルの遊牧民の生活に密着しています。
遊牧民の人々の暮らしは自給自足で、ヤギや羊などの家畜が唯一の資産とも言えるでしょう。
ユーラシア大陸の真ん中に位置するモンゴルでは冬の寒さも厳しく、
日々の匙に繋がる大切な家畜達が冬を越せない事もあります。
そうした厳しい遊牧民の生活で、人々はヤギの乳からお酒を作って栄養をとります。
このヤギの乳から作られた酒はアフリカでも土着民によって暮らしに密着し飲まれています。
緑の草原に青い空、夜には満点の星空が眺めることのできる大自然の中で生まれた酒です!!
また、モンゴルにはアイラグと呼ばれる「馬乳酒」もあります。
こうした乳製品から作られた酒は世界各国にあります。
ヨーグルトのように乳酸発酵させた醸造酒になりますと比較的アルコール度数は低くなります。
しかし、その酒の多くがアルコール度数が高いという蒸留酒になるというから驚きですね!!
例えば、中国には「ナイニャンピージウ」という牛乳から作られた発泡酒があります。
日本では「牛乳焼酎」、牛乳と米を発酵させて、数は少ないですが焼酎として製造されています。
最近、モンゴルの遊牧民達の暮らしも
地球温暖化の影響を受けてますます厳しくなっていると言われています。
さて、牽牛と織姫の物語では中国の漢水を渡って2人が年に一度だけ逢う事を許される日。
七夕の夜。歴史を経てこのロマンスが天の川に移して考えられるようになりました。
今年もいくつもの短冊に「世界の平和」や「地球の環境」について願いが書きこまれたのでしょう。
その願いが空高く!!宇宙を流れる銀河へ届きますように。。。
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