Thursday, May 10, 2007, 23:28 - プチニュース
シンガポール国立大学の中国語のフルタイムコースを取り始めてはや3週間、
中級・上級クラス合同の食事会がランチタイムに行われました!
多国籍の学生が集まるランチに、「何語で話すのかな???」なんて
疑問を口にしながら一行は学校の近くの中華レストランへ。
シンガポール・ベトナム・韓国・インド・日本からの学生が集いました。
料理のオーダーも、自己紹介も、中国語!!
このランチはどの生徒にとってもとってもいい実践の場になったのは間違いありません。
そして!
授業で学んだ中国流の
「失礼の無い新しい人々に出会った時の社交的会話」が繰り広げられたのです!
この中国流!がポイントです!
これは、中級クラスの教科書に出てきます!
そのため、このランチに参加した全学生が覚えていました。かつ「印象に残るストーリー」です。
幅広い世代、さまざまな境遇で中国語を学ぶためにシンガポールで生活している学生達です。
その中で、始まった会話は・・・
「何歳?」「結婚しているの?」「恋人はいるの?」「家賃は?」・・・驚
女性・男性に関わらず聞いていいんですよ!教科書にはちなみに
「月々の給料はなんぼもらってるの?」
と聞きますよ〜!とそれが、かえって「丁寧で」「失礼の無い会話」と中国では考えられていました。
なぜ???
それは、教科書の中の説明では、
昔の中国の農村では「人の私生活をせん索する」のは大変失礼でした。
『だから』とされていました。しかし????ですね。
日本・西洋文化の中では、「金」「結婚」「年齢」を初対面で尋ねるこそが「人の私生活をせん索する」意味ですね。
先生(老師)の加えた説明が加わってわかりました。
当時の給料はほとんどみんな変わらなかったんですね。社会主義の背景を想像しても納得できます。
そして、みなが幸せに暮らしているというのを常に会話の中でお互いに確かめ合っていたそうです。
そうすると、「年齢」、「結婚」、「恋人」「家族」などなどは重要な要素ですね。
これらの話題は人々の間で「挨拶の様に話されていた」といいます。
「へ〜〜〜〜〜っ」
これこそが、一般に言われる「語学を学ぶ事は、文化、歴史、人々を学ぶ事」ですね!
と、昔の農村の中国流の失礼の無い会話で始まったこのランチの会は、
おおよそ教科書通り始まりました。この会話の行方!みなさんは想像が付きますか?
実は、会話がすごく弾みます!「旦那さんとどこで、どういう風に知り合ったの?」とか、
「あなたはそんなに若いのに彼と同棲している事は親は了承しているの?」なんて、
初対面ではとうてい聞けないことがストレートに聞けてしまうのです。
初対面の恥ずかしさ、緊張、母国語で無い言葉を人前で話すプレッシャーなどを
吹き飛ばしてくれるほどの「笑」が起こり、興味シンシンに会話に聞き入っていました!
そんなランチタイムは、
「大成功!!」でした!!
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