****  2009Dec 10thThr   ****   雛人形の街、さいたま市岩槻のユニークで“社会派”の!?伝統技術のお話し!  
Thursday, December 10, 2009, 21:35 - プチニュース
今日は神戸はお昼の3時頃からしとしと雨が降り出しました。
今夜から明日にかけては本格的に雨が降るそうです。明日の午後には、雨は止むとの予報。
週末にかけて、本格的な冷え込みとなるため、真冬の寒さ対策を調えた方が良さそうです。



さて、今日のニュースから、伝統の雛人形の街、さいたま市の岩槻(いわき)のお話です。
                    まず、「変わり雛」を知っていますか???
「変わり雛」は現代のもので、1980年から毎年その年の世相を反映した内裏雛が発表されます。
あ〜〜〜と、思い出した方もいるかも!?しれませんね。

あれも「人形の街」さいたま市の岩槻の伝統技術を駆使した人形の1つです。
人形制作販売の会社が毎年、全国のマスコミと共同でモチーフを決定し制作しています。
セキソという粘土と、岩槻の伝統のゴフンという貝殻でできています。最後に彩色して仕上げます。

ではここで、今年の「変わり雛」を紹介しましょう!
1位「政権交代 友愛星人雛」
2位「世界へはばたけ 若手躍進雛」
3位「パンデミック 新型インフルエンザ雛」
4位「ちきゅうにやさしく エコ・省エネ雛」
5位「国民もドキドキスタート 裁判員制度雛」

「変わり雛」のモチーフは、
まず、「今年最も印象に残った出来事」をテーマに一般公募から選出されます。
去年(2008年)は5135通、今年(2009年)もおよそ5000通の応募がありました。

かわいらしい「変わり雛」、皆さんニュースなどでご覧になられましたか?

「人形の街」岩槻は、雛人形を専門とする人形店がたくさんあります。
江戸初期に始まったと言われています。東武野田線・岩槻駅東口を中心に人形店が軒を連ねます。
さかのぼると、日光東照宮造営に関わった人形職人に由来、
日光東照宮の帰路に職人さん達が名水井戸があるために岩槻にとどまったされる説があります。

江戸時代からの人形作りの技が現代まで受け継がれてきています。
実は今回、特別制作の特別雛も登場しました。「おめでとうゴジラ 日本人初MVP雛」です。
アメリカ大リーグのワールドシリーズでMVPに輝いた松井秀喜選手の変わり雛です。
変わり雛を制作している会社の社員のたっての希望で、栄光をたたえ作られました。

伝統の技をこうして大々的に発表することで、多くの人の目に触れることのできる絶好の機会ですね。
人形のモチーフを決め、背景などのデザインを考えるのが一番大変だそうです。
一般の人のアイデアと職人の方々の知恵がたっぷりと詰まった渾身の作品と言えるでしょう。




  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1225 )

戻る 進む