****  2008Sep 12thFri   ****   金曜日に(笑)・・・ローマっ子流の「木曜のニョッキ」のお話し!!  
Friday, September 12, 2008, 12:26 - 美食
日が沈むのもすっかり早くなり秋の気配が日ごとに深まり始めています!

今日の Ristorante FUWA le はイタリア・ローマの美食について!ランチに頂いたメニューです!

「ローマっ子にとって木曜日はニョッキの日だよ!!」と店員さんに教えてもらいました。

ちなみに、その日は・・・金曜日でした。笑 

「新鮮なニョッキがあるから、シェフが今日は特別に!!ランチはニョッキメニュー出せるよ。」

ニョッキ=イタリア料理の定番のもちもちしたパスタの一種で、ジャガイモと小麦を練って作ります。
木曜日はローマの人々は揃ってニョッキを食べるのが伝統。
               「木曜のニョッキ(gnocchi Giovedi)」という言葉もあるほどです!
そもそも、イタリアの食習慣において     木曜日は特別!! だそうです。
その習慣とは、滋養のあるもの、お腹に負担にあるやや重い食べ物を木曜日に食べるんだそうです。
そして、
ジャガイモと小麦の組み合わせで比較的腹持ちのいいニョッキも木曜日に食べるようになりました。



金曜日のランチ・・・笑 ローマでお勧めのニョッキをオーダーしました!↑↑↑↑↑ 写真
アサリときのこのクリームソースのニョッキです! モチモチした食感がたまりません!!
アサリの風味が出しの役割を果たしていてしっかりとソースに出ています!
ローマ食べるあさりやきのこ・・・とってもおいしいです!どちらも肉厚な感じです。
ローマのニョッキは硬質のひき割り粉で作るという特徴もあります。
ニョッキは、熱々の時も、時間がたっても、十分に味わえる珍しいパスタの様に感じます。
出来たて、ぬるめ、冷めてから・・・それぞれ味と食感の変化があり、また違ったおいしさです。

これまで、特にシンガポール在住の頃には本格的なイタリア料理を手軽に食べる事ができました。
木曜日はニョッキの日!なんて知りませんでした。驚
トマトソース、ホワイトソース、ジェノヴェーゼ等のソースとマッチします。
中国語の恩師がニョッキがお気に入りで、ランチにお誘い頂くとよくニョッキを召し上がっていました。
具にサーモンが入ったクリームソースで、いつもお裾分けを頂きました!とってもおいしかったです!

さぁ!ここでシンプルなニョッキの作り方。
まず、茹でたジャガイモを潰します。
そこに小麦粉を混ぜます。(レシピの一例:ジャガイモ2個に対して1.5カップの強力粉)
耳たぶほどの硬さになるまでこねます。この生地を、ニョッキの形にしていきます。
生地全体を太さ3cm程の棒状に細長く伸ばします。
これを厚さ1cmづつに切っていきます。これがニョッキ1つの大きさになります。
この生地をフォークを使って、伸ばしていきます。フォークの背を親指でうまくこすり付けます。

できたニョッキは、沸騰したお湯でゆでます。浮かんできたら、あげて冷水にさらします。
あとは、好みの具材やソースにからめて、改めて火を通します! で・き・あ・が・り!!

ジャガイモの代わりにかぼちゃ、パン、ほうれん草、リコッタチーズを使ってもOK。
また、卵を加えて練る・・・などアレンジを加えるとバラエティ豊かに楽しめます!!



1800年頃、
アメリカ大陸からジャガイモがヨーロッパへ入りイタリアで栽培されるようにまりました。
長い時を経て、その名称も「ニョッキ」にたどり着くまで、いろいろと呼ばれていたようです。
当時のロンゴバルド語(ゲルマン語からの派生)の「塊」=「ノッカ」、
「指の節目」=「ノッカ」、単数形の「ニョッコ」・・・など。

木曜日のニョッキ!!みなさんも是非!ローマっ子と一緒に・・・ご家庭でも作ってみて下さい!笑



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