Saturday, March 13, 2010, 23:14 - イベント
神戸の中心地でカフェを14年営む、知人の技に目を丸くして驚きました!
カウンター越しに、目の前で、私たちのためにカフェラテを用意して下さっていました、
カップに泡立てたミルクを、銀製のボトルから淹れる、その瞬間!
見る見るうちにカップのコーヒーの表面に、模様ができました。弧の字型の模様が連なりました。
一瞬のうちに、クリームの白色に、コーヒー色のマーブル模様が描き出されます。
「何ですかそれ?」一緒に眺めていた友人と声が揃いました。笑
カップをセットしながら、得意げに「バリスタにしかできないんですよ。」と笑みを浮かべました。
みなさんはこの“バリスタ”って分かりますか?
カフェオレに模様を描くこの注ぎ方は“バリスタ”にしかできない妙技なんです!驚
最近、缶コーヒーのCMでバリスタの味、を謳い文句にしている商品が発売されていますね。
イタリア語でbaristaは、コーヒーをカウンターで淹れる、店員さん、コーヒー職人のことです。
イタリアや南米で軽食を扱う喫茶店のような場所を、バール(Bar)といいます。
そのバールに働く店員サインには必ず、バーテンダーとバリスタがいます。
アルコールを扱うバーテンダー、ノンアルコールの飲み物とコーヒーを扱うのがバリスタです。
現在はとりわけ、コーヒー豆に関する知識とコーヒーを淹れる技術を持つことを意味している様です。
また、その妙技を披露して下さった神戸のバリスタさん(笑) は続けて教えてくれました。
「“ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ”があって、
最近は、世界大会でバリスタとして認められている日本人もいるんですよ。
世界大会へ神戸のコーヒー会社の社員の女性が出場しています。凄い事でしょ!!」
大変興味深いですね。そこでバリスタ・チャンピオンシップについて調べてみました。
バリスタ・チャンピオンシップはバリスタの技術を競う大会です。その味や技術を審査されます。
ちなみに日本のバリスタチャンピオンシップは、2002年に第一回大会が開催され、
以降、毎年、世界大会の選考会も兼ねて行われてきました。
大会の審査には、エスプレッソ部門とサイフォン部門があります。
時間は15分以内、エスプレッソ、カプチーノなど、それぞれ4杯ずつを作り、競います。
去年(2009年)の日本大会には、153人が参加していると言います。
毎年、大会で選ばれた日本代表の1人だけが出場できます。
今年(2010年)のワールドバリスタチャンピオンシップは6月にイギリスのロンドンで開催予定です。
神戸のバリスタさんに聞きますと、カフェにアルバイトに来る店員さんの多くがバリスタに憧れ、
カフェラテの妙技にチャレンジするそうです。
店主さんとしても、習得してもらいたいと、練習に使うコーヒーも牛乳も惜しまず協力します。
しかし、ほとんどの方が挫折してしまうんだそうです。
バリスタさんは言いました。「勘もさえていないと・・・。」
また、そのコツはフォームドミルクのマシンでの蒸気の入れ具合が全て、だと教えて下さいました。
はは〜っ。そんなコーヒー文化を聞きながら頂くバリスタさんのカフェ・ラテは最高でした!!喜
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