*****  2007June13rdWed  *****   ぴっかぴっかの寺!開山わずか2週間!仏の歯を祀る寺!In Singapore    
Wednesday, June 13, 2007, 22:31 - イベント
                        「ナショナルデーまであと2ヶ月!!」

授業中そんな声がシンガポール人のクラスメートから聞こえました。
窓の外から激しいジェット音が響きます!ナショナルデーの航空ショーの練習が行われています。

この航空ショーへは4ヶ月あまりの時間をかけて練習が行われるそうです!

今日は、なんだか「空」を見上げる事が多い一日でした。

今週の金曜日の夜「NHK第一放送 『ラジオ深夜便』のアジアリポート」のコーナーへ出演します。

そのため、先月末に開山したばかりの寺へ足を運びました。
この寺は、『シンガポール仏歯寺』といいます。仏陀(ぶっだ)の歯が納められるといる寺です。

チャイナタウンへ出かけるたびに、この巨大の建物の建築に目を見張っていました。
地上5階建てです。1階部分の仏堂、上層階には仏教美術品博物館や茶室なども設置されています。



この寺は、シンガポールの観光地の目玉としても期待がかかっています。設計は唐時代をモデルに。
唐時代の寺といっても、内部は最新鋭の建築構造になっています。
エレベータや照明器具、監視カメラなど。

また、その存在感のある佇まいにも感動を覚えますが、屋上階の庭園の素晴らしさに圧巻でした!



ラッフルズプレイスと呼ばれるいわゆる金融街の高層ビルが見え、青い空がまじかに感じられました。

また、その庭園の美しさにほれぼれしてしまいます。南国の花が誇らしげに咲いています。
数種類の蘭が咲きます。紫・白・オレンジ・ミドリ・黄色・ピンクなどカラフルに彩ります。



常夏のシンガポールとはいえ、今日はとびきり日差しもきつく、日中は気温も上がりました。
しかし、この屋上庭園では空を見上げ長時間を過ごすことができます。
老若男女を問わず、この寺を参拝した人々の心を和ませてくれる場所になるでしょう。

ところで、この『シンガポール仏歯寺』の開山は5月31日、
釈迦誕生日(ベッサクデー)にちなんで一部開山ということで一般公開されました。
正式開山は、来年の1月15日になります!

寺に祀られているという仏の歯は、
1980年、ミャンマーのパガンでストゥーパの修復作業中に発見されました。
その後、2002年にこの寺の主席にあたる人物が譲り受けました。

この寺の建設にあたり、中国や日本・奈良から瓦や木彫りの像などの内装の備品を揃えています。

そして、寺の建設費長達にもたくさんの寄付金が周囲の住民や各地の士人から集められました。
その金額は、2007年1月の公式発表によりますと、およそ 32億円になると推定されています。
シンガポール観光局(STB)は、チャイナタウン活性化の目玉になると期待しています。

中華街の商店の店主や近隣の住民からの気持ちが募られたこの寺の開山。
時と費用をかけられ満を持して人々に公開されています。
そう考えますと、この屋上庭園から見上げる空はますますすがすがしく心に響きます。

みなさんも、是非シンガポールにお越しの時には、この庭園から空を見上げてみてみてください!!





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