*****  2007June3rdSun   *****   北京人のホームメードの餃子の話し 
Sunday, June 17, 2007, 23:35 - 美食
さてさて、あれはもう2週間前の話し!!北京料理の最終日!

北京人の日常の暮らしを知ろうと一般のご家庭にお邪魔しました!!

そこで歓迎を受けたのが「手作り餃子」にて!

中国では、餃子は大変縁起の良い食べ物として昔から考えられてきています。
例えば、大晦日には恒例行事として各家庭で餃子が作られます。
これは、「餃子(=ジャオズ jiaozi)」という「ジャオ」の発音が「交」という発音と同じ事から、
「続く、末永し」という意味を連想します。そこで春節には長寿の願いを込めて食べられます。

また、
その発音が「交子(ジャオズ jiaozi=子を授かる)」と同じことから縁起ものとして扱われています。
加えて、清代の頃には、形が銀子に似ているので財を得るという願いも込められていたそうです。
だから、その昔皇帝も王朝と社稷の永続を祈願して、春節の時だけ餃子を食したといいます。

 

それではここで、一般のご家庭で食されていると言う中国での餃子の具を紹介しましょう!!
中国では豚肉、白菜、ニラなどを使った餃子が一般的です。
その他には、牛肉・羊肉・ロバ肉・サワラ・エビ・フカヒレ・豆腐などもあります。

餃子の起源は中国の華北の料理で、北京や中国東北部で特によく食べられます。
中国の華北の餃子は皮は厚めにして湯に入れて茹でる水餃子が主菜として食べられます。
一方この地域では、
焼き餃子は残り物の餃子を焼いて食べる方法の一つだったために一般的ではないそうです。

点心で食べられている餃子はこの蒸し餃子とは別のルーツになります。
中国華南で発達した餃子が「鍋貼(=グオティエ、guotie)」と呼ばれている焼き餃子です。

 

日本で食べられる庶民的な皮の薄い餃子は、戦後満州を経由して伝来したとされています。
薄目の皮を使い焼いて食べる焼き餃子が主流です。
具は、ニラやニンニクを使います、また白菜の代わりにキャベツを用いることもありますね。

私の出身神戸市では、餃子と白い御飯、ビールしか販売していない「餃子専門店」もあります。
昔ながらの店で、こうした餃子専門店では狭い通路のようなカウンター席だけという店も多いです。
しかし、ここで仕事帰りなどで食べる餃子とビールは格別なものがあります!

神戸の餃子は、白味噌・赤味噌を酢で割った餃子のたれが特徴です!
ご家庭で一度試してみてください!!

日本の餃子が有名な地は数々あります、宇都宮市や静岡市が中でも外せませんね!
実は、NHKのリポーターで関西一円を毎日かけめぐり旬の話題を取材していた頃、
大阪市北区のご当地餃子を集めた餃子のテーマパーク『浪花餃子スタジアム』というところを中継しました!
そこで餃子の歴史や各地の餃子の特色などしっかりと日本の餃子について学びました!笑

学んだ!というよりは・・・日本全国の有名餃子をた〜っぷりと賞味しました!!

ところで、
この北京人のお宅で頂いた「手作り餃子」は北京の思い出の上位にランクするほどのおいしさでした!
北京旅行のグループのメンバーの方々の中には、
「北京で一番おいしかった食べ物」と絶賛する方も現れる程でした!!

私は、北京人の方々が家族総出で餃子の下ごしらえや、フルーツ、ご自慢のお酒など
手の尽くす限りの歓迎をしてくださった事に大変感激しました!

言葉が流暢に話せなくとも、この時感じた「ありがとう」って言いたい!「ありがとう」って伝えたい!!
というこの気持ちこそが、語学の上達へつながるの一歩!?かもしれません。。。

言葉は机に向かって学ぶ事も大切ですが、この気持ちを伝えたいと思った時、
驚くほどの進歩を遂げるんのでしょう。。。

                        今天非常開心!多謝!!



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