*****  2008Feb18thMon   *****   朝食をとる習慣をつけよう!「おはよう ご飯プロジェクト」朝ごはんと栄養のお話!  
Monday, February 18, 2008, 15:42 - 健康・栄養
今日のニュースで全国で初めて、「朝食を提供する」小学校の取り組みが始まりました!
                            「おはよう ご飯プロジェクト」といいます!
朝食を欠かしがちな子供や若者が増えているため朝食を食べる習慣をつけてもろうというものです。
これは、大阪府高槻市の小学校。登校した児童たちにまず、体育館で朝食を食べます!
家では「起きるのが苦手で」「時間が足りない」「食欲が無い」という児童達にも、
一日のスタートを、栄養を補給して元気に過ごしてもらおう!というものです。
文部科学省によりますと、朝食を食べないことで思考力や体力が低下するとされています。
温かい味噌汁とおにぎり2ツを登校した子供達から順に食べていきます。
先生からも「みんなで朝食を食べる事で頑張るぞ〜!!という連帯感が生まれる」と好評でした。
今月(2月)22日まで1週間続けられます。

私は普段から友人達にも「朝食食べようキャンペーン!!」を実施しています。
今日は、
栄養学的に朝食の役割を紹介しましょう!みなさんも明日から朝食をしっかり食べてくださいね!!

今日の写真は、先日、神戸・三宮の韓国家庭料理屋で食べたメニューの数々です!
こうしてアジアの食事を食べる事でシンガポールの暮らしの思い出にたっぷりと浸っています!!

 

朝食が必要な理由は、大きく言いますと2つあります。
1.脳にエネルギー補給をすること
2.体温を上げる事で身体のウォーミングアップすること

ある調査では、中学1年生を対象にして、朝食と集中力の関係を調べています。
朝食を抜いた日と、食べた日で、計算問題を解いた後の学生たちの自覚症状を聞いています。
多くの生徒が「気が散る」「根気がなくなる」「間違いが多くなる」と、
朝食抜きの時の違いを訴えたということです。
その他にも、小学生を対象にした調査でも献立がしっかりとした朝食を食べる子供さんが、
比較的集中力や体力、学習効率が良いという結果が出ています。

その理由には、脳の働きに必要なブドウ糖がガス欠状態にあるためです。
ブドウ糖をグリコーゲンとして肝臓に蓄えます。
1度の食事で体内に蓄えるグリコーゲンの量は決まっています。
そのため、眠っている間、特に「レム睡眠」の間に使い切ってしまいます。
そのため、朝目覚めた時には、「ボーっとする」など不足した状態で脳がしっかり働きません。
ですから、朝食でブドウ糖を補給する事で脳と身体が目覚めることができます!

ブドウ糖は、砂糖に含まれているショ糖、果物の果糖、ごはんやでんぷんにも含まれています。
ブドウ糖を摂取しますと、消化管から血液中、血糖値が上昇して脳のエネルギー源へと変わります。

さらに体温を上昇させるのには、たんぱく質を含んだ食べ物が効果的です!
牛乳・卵、ハム・ソーセージ、魚、豆腐、味噌汁、納豆、干物などを朝食に食べますと、
体温も上がって、集中力もアップするでしょう!

 

中には、食が細くて食べられない・・・という人もいるでしょう。
そうした方には、シリアルやコーンフレークがお勧めです。食べやすいですし、
ドライフルーツが入っていたり、牛乳をかけたりすることで栄養バランスも良いでしょう。
また、生活リズムの乱れで、睡眠が不十分で食欲がわかないという事もあります。

大阪・高槻市の小学校で始まった「おはよう ご飯プロジェクト」の狙いと同じ様に、
まずは、「朝食をとる習慣」をつけることが大切です。

栄養学的には、お仕事や学習の効率UPが図れる!ことをお約束します!笑
朝の心と体のウォーミングアップ、みなさんはどんな工夫をしていますか???



  |  このエントリーのURL  |   ( 3 / 1964 )

戻る 進む