****  2010Feb18thThr  ****   自然が作る氷の芸術&2010年サクラの開花と開発のお話し! 
Thursday, February 18, 2010, 22:16 - イベント
今日(2月18日)は、東京23区でも1〜3センチの積雪の予報です。空気がとっても冷たい夜です。
さて、みなさんは“氷の芸術”と聞いて何を想像しますか???

現在、豪雪の地域では、雨氷が見られます。先日、長野県でサクラの木の雨氷が撮影されていました。
サクラの枝が、カチンコチンに凍っていました。透き通ってハッキリとサクラの木だと分ります。
ここで、雨氷のできる原理を説明しましょう。
通常地上付近が0度以下に冷え込み、上空はもっと寒いので0度以下の冷え込みとなります。
しかし、低気圧の影響で地上と上空の間に、少し温かい空気の層ができた時に、雨氷が発生します。
雪が、一旦温かい空気で溶け水滴となり、それが下降して、また0度以下の寒い地上付近で凍ります。



ところで話は変わります、雨氷の中の“サクラ”の話です。
今週初め(2月15日)桜の開花予想が発表されました。知っていますか???
今年から、気象庁が開花予想をやめたんです。日本気象協会、ウェザーニューズ社など、
民間の気象会社、3機関に予想は委ねられます。
今年の予想としては、2月下旬から3月にかけて、全国的に高めの気温と見込まれています。
そのため、各業者ともに、各地域、平年より3〜6日程度早く桜が開花するとの予想を発表しました。
地域によっては、3機関の開花予想の日時にずれがある様で、
どの会社が精度の高い予報ができているのか?という答えあわせにも注目が集まっています。

さて、最後にサクラにちなんだ、開発のお話し!
日本人はお花見が大好きです。季節のうつろいを実感できる。春がきた〜〜〜!って。
また、1〜2週間という、わずかな時間に限って美しく咲き誇る花に儚さと情緒感じますね。
なんと!そのサクラを秋にも咲かせることができる新品種をつくってしまいました。
この研究は、東京都千代田区にある理化学研究所が行ないました。
研究チームの発表によりますと、サクラに放射線の一種を照射する事で、突然変異を誘発させました。
具体的な遺伝子の変化としては、桜の開花に必要と言われている寒さがなくても、花を咲かせます。
秋にも咲かせることが可能と言いましたが、実は室内ですと、一年中花を咲かせる事も可能です。
この新しい品種を使って、短い年月で育つサクラなど、今後、更に新品種の開発に役立てられます。

そうそう、天気予報で言っていました。今週末まで、厳しい寒さが続きます。
来週になると、少し寒さがやわらぎ日中は過ごしやすくなるそうです。
この冷え込みが、後に綺麗な桜を咲かせてくれると思うと、少し我慢できるような気がします。笑
春の足音が少しづつ聞こえる季節になってきました。
春までもう1歩、もうしばらくの辛抱です。皆さん、お体ご自愛なさって下さいね。




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