*****  2009Feb19thThr   *****   東大阪の町工場の社長さんの商売の情熱と汗と涙の結晶「まいど一号」の観測成功のお話し!!  
Thursday, February 19, 2009, 14:04 - プチニュース
不況の並を乗り越えるために懸命に頑張っている製造業に携わる方々が多い近頃です。
製造業の職人さんの集団が夢に向けて大きな一歩を踏み出し、幸先の良い報告が届きました。
今月、2度にわたって全国のニュースで「まいど1号」の名前が聞かれました!
活気のある中小企業の町工場町で知られる東大阪市から世界、宇宙へと羽ばたいた人工衛星です!
中小企業の社長さん達が「町を元気に」するために、8年をかけて夢を現実にしました。
                    人工衛星の本体は“Made in(製造地) 東大阪市”。
町をPRするために集った人々が掲げたスローガンは、
                    「夢を打ち上げるんやない。夢で打ち上げるんや。」です!!
製造業のトップの集まり、大阪府東大阪市に東大阪宇宙開発協同組合=SOHLAを設立しました。
宇宙航空研究開発機構=JAXAや大阪大学や東京大学の研究グループ等の専門的なサポート、
2003年に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業に採択された事で、
5年間でおよそ7億円の支援を受ける幸運にも恵まれ、めでたく職人さん達の衛星は完成しました。

今日の写真は、少々強引ですが、「東大阪市」→「大阪府」→「大阪の味」→「たこ焼き」!!
私がシンガポールで滞在中の2年間、     ↓↓↓↓↓ 写真
毎年楽しみにしていたイベントが食の最大規模の祭「シンガポールフードフェスティバル」です。
2006年の7月に撮影しました!「オクトパスボール=an octopus(蛸) ball(ボール)」の屋台です!
先日、NHKのTV番組で“シンガポールが東南アジアの経済金融の現在のトップ”という内容で、
欧米・インド諸国他先進国からの富裕層・投資家が移住しているという現状や、
シンガポール政府が取り組む世界からバイオ・IT研究者の誘致政策について放送していました。
そのシンガポールの人々は、車・電化製品・アニメ・映画・俳優・歌手・音楽・ファッション・食、
において、暮らしで日本の流行を追っています。その注目は“日本熱”という形で表れています。





「まいど1号」が完成したのは、去年(2008年)の夏、打ち上げられたのが先月(1月)23日の事。
そして!!嬉しくも今月、2つの観測に成功し、小衛星としての機能を果たしています!

そのうちの1ツは、“世界初!!”の偉業です!世界初の観測データの取得に成功しました!
「まいど1号」は雷観測衛星としての装置が搭載されています、宇宙空間で電磁波を観測しました。
これは宇宙での雷電波です。世界で初めて25〜100メガヘルツという広範囲で電波を記録しました。
この雷電波のデータ取得成功について、今週の月曜日(2月16日)、大阪大学が発表しました。
「まいど一号」の雷観測装置は大阪大学院工学研究グループの河崎善一郎教授らが設計・開発、
宇宙空間でセンサーで電磁波を測定することができます。
このセンサーで受信した電波は、茨城県つくば市にあるJAXA筑波宇宙センターで確認されます。
まいど一号で受信した電波を高速デジタルに変換して記録し、JAXAのセンターへ伝送します。
先週、2月12日〜14日の間に筑波宇宙センターは、
電磁波測定のセンサーが軌道上でも正常に作動していることが確認していました。

先週、2月12日に初めに伝えられらニュースは、「まいど1号」の日本列島の撮影に成功でした。
今月(2月)2日上空で撮影された画像を東大阪宇宙開発協同組合がホームページで公開しました。
実は、この撮影に使われた小型カメラも、富山県の電子機器メーカーとSOHLAが開発しました。
今回の九州、四国、紀伊半島がはっきりと映った画像、是非!SOHLAのHPで見てみて下さい。

現在、まいど1号は来月(3月)に予定している雷の観測実験の準備を進めています。
雷雲が放つ電波の観測データを集め、雷の発生のメカニズムを解明する、ということです。 
中小企業の技術力をアピールするために数億円をかけて手探りの状態で開発された「まいど一号」。
今回の、世界初の観測成功で、高い技術を、日本だけでなく海外にも示すことができました。
宇宙向けの機械は高い精度が要求されるために、関係者から度々実現を危ぶむ声があがったそう。
東大阪の町工場の方々の、商売への情熱と汗と涙の結晶です!今後のビジネス展開に期待します!



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