Monday, March 19, 2007, 19:54 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
シンガポール最大規模の音楽の祭典の1つ
「MOSAIC MUSIC FESTIBAL」。
10日間の音楽の祭典を締めくくるエスプラネードシアターの最終公演!

それは!なんとナイジェリア(アフリカの中西部)の音楽です!驚
ナイジェリアが起源とされる「アフロファンク」と呼ばれるブラックミュージックの
カリスマ的集団です!その名をフェミクティ&ザ ポジティブフォース!
実は、このフェミクティという男性ヴォーカルはすごい人物で
政治的、また宗教的に音楽で国の改革に影響を与えた人と言われています。
どこかで、そんな話聞きましたね!そうREGGAEのでいうボブ・マリー的存在!
いやー!それにしても、このエスプラネードシアターを「アフリカ」に変えてくれました!
3階席まで満員の観客は、彼らのグルーヴに包まれ、自然体の音楽の風に吹かれました。
そもそも「アフロファンク」のパフォーマンスは
クラブや野外などオールスタンディングでダンスし音楽を楽しむのかもしれません。
公演の半ば、ホールの席にも関わらず、1階席の観客はステージ前の通路に集まりました。
それほど、彼らのパフォーマンスは人々を魅了します!
総勢14人、ブラス、パーカッション、シンセサイザー。
体の大きな男性達は年齢層も幅広く、節節で見せるラフな振る舞いが
ミュージシャンとしての風格を漂わせます。
ダンサーの女性は3人、腰・胸・太ももなどを激しく揺らし
強烈なインパクトで会場中の視線を釘付けにします。
アフリカの伝統楽器、太鼓の音はリズムを激しく刻み、
会場はどんどんヒートアップしていきます。
そして。。。
「カリスマ」フェミニクのトークがさらに、観客との距離を縮めていきます。
セクシャルで、メッセージの込められた歌に加えて彼のリップサービスで
爆笑や歓声・拍手が入り混じり集まった人々の心をガシッと掴みます!
(トークの内容をお教えできないのは残念ですが。。。
「彼のお父さん27人奥さんがいる」んだって!「幼少の頃からCONFUSEしたよ!」って!)
ところで、アフロファンクが形成した背景には政治的な環境があるそうです。
1960年代の後半のアフリカ、ヨルバ/ナイジェリから普及し始めました。
ファンク、ジャズ、ブラックミュージックの流れも色濃く残します。
肉体的・精神的な力が全てこの音楽には表現されているような気がします。
自然と共存する情緒、知性、音楽、エネルギー、など全て要素が交差しています。
コンサートの終盤には「アーアーアーッ!アーアーアーッ!アーアーアーッ!」
とターザンの様な雄叫びを発するグループ、フェミニクに直接メッセージを伝える人など、
これまでのライブ会場では体験したことの無いものすごい熱気を感じました!
今夜、ギラギラの太陽の光が降り注ぐジャングルから
動物達と共に力強く大地を踏みしめ澄み渡る青い空を見つめた気がします。
そんな感性を心地良くゆすぶられるコンサート、素敵でした。。。
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