****  2010Feb20thSat  ****   フランス人と赤ワイン、美食家の関係!食事の健康法解明できました!なお話し!    
Saturday, February 20, 2010, 23:50 - 健康・栄養
梅の花がほころび、厳しい寒さの中でも、春の足音を感じています!
特に、最近は朝が明ける時間も早く、日が長くなりました。一日が長くなった気になります。



さて、
今日は、先月(2010年1月)フランスの研究チームが発表した“赤ワインと美食と健康”のお話し。
赤ワイン=健康、というが赤ワインに含まれているポリフェノールのお陰、と皆さん知っていますね。
これまでも、 Ristorante FUWA le では、ポリフェノールと食べ物のお話をたくさんしてきました。
ご興味のある方は是非、バックナンバーをご覧下さい。
(☆☆☆ 画面右側の「サイト内検索」に「ポリフェノール」とキーワードを入力して下さい!☆☆☆)

ところで、“フレンチ・パラドックス=フランスの逆説”って聞いたことありますか?
言い換えますと、“美食にふけるフランス人には心臓病が少ない”という現象の事を指します。
今回、フランス西部のアンジェ大学国立保健医学研究所を中心とする研究者らが、
これまで詳細は未解明だったこの現象を、マウスを使った実験で、明らかにする事ができました!

フレンチ・パラドックス=フランスの逆説を簡単に説明しますと、
まず、フランス人は比較的食事の中で肉や乳製品を多く摂取します。
一般的に、動物性脂肪の過剰摂取は、心筋梗塞など虚血性の心臓病を引き起こすと言われています。
にも関わらず、フランス人は心臓病での死亡率は、そんなに高くありません。
それで、専門家らはそうした名前をつけて、
おそらくフランス人が食事の際に一緒に飲んでいる赤ワインのお陰、ポリフェノールの効果、
だと、解説していました。

今回の発表で、初めて、フランス人の食生活と血液の関係のメカニズムが解明されました。
赤ワインの成分とある成分が作用して、動脈硬化を防いでいたんです。
そのため、動物性脂肪を多く摂っていても、血管内で一酸化窒素が発生し、上手く血圧を調整します。

マウスを使った実験では、女性ホルモンのエストロゲンの受容体アルファ=ERαという成分を
持つマウスと持たないマウスを比較しました。
ERαを持つマウスは、ポリフェノールのデルフィニジンを与えられると、
血管の内側の皮細胞から一酸化窒素を作ります。そのため血管が拡張され、血圧が下がりました。
また、その逆ERα無しのマウスでは、そうした血圧への作用は見られませんでした。

少々難しい事言いましたが、結論、フランス人が心臓病が少ないのは赤ワインのお陰ということです。
最後に、“同チーム(=アンジェ大学国立保健医学研究所)は暴飲は推奨していない。”と
この記事には一言添えられていました。笑 飲みすぎにはご注意です!!笑

簡単に言いますと、動物性の脂肪をたくさんとって要注意の食事の時には、
赤ワインでポリフェノールを摂るのが良いんですね!覚えて、すぐに実践できる健康法ですね。




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