****  2008Sep20thSat   ****   フランス・ブルターニュ半島のそば粉を使った料理クレープ、ガレット!モンサンミッシェルの参道で食べる!お話。    
Saturday, September 20, 2008, 23:42 - 美食
秋景色です。田んぼで農家のおじさんがコンバインに乗って稲刈りしているのを見かけました。
神戸市西区の神戸市立ワイン城(農業公園)の周辺を車で通りかかった時の目にした光景です。

先日FMラジオで、
「秋の香り」というテーマで、 “稲刈りの終わった田んぼを焼く香り”について話していました。
今は、田んぼでは稲穂が黄金色に輝いています!米がたわわに実って、重そうなくらいです!
それを見ながら、いつぐらいから、   田んぼを焼くのかな??? と想像していました。

今日は、フランスの北西部のブルターニュ半島、の郷土料理について紹介しましょう!
写真は、
先日(8月下旬)訪れた、世界遺産のフランスのモンサンミシェル修道院の参道のレストランです。
世界中からカトリックの聖地として巡礼者や観光客が訪れます。
小さな山の頂上の修道院、ふもとの参道の入り口周辺はお土産屋さんとレストランが軒を連ねます。

(モンサンミシェル修道院について詳しくは、バックナンバーをご覧下さい!!
 ☆☆☆☆  画面右側の「サイト内検索」に「修道院」とキーワードを入力して下さい! ☆☆☆☆
 ****  2008Sep 7thSun   ****   フランス・モンサンミシェル(le Mont-St.Michel)修道院の
                         「驚異」と「微笑みの出会い」のお話!!)

案内ガイドさんに勧められたのが↓↓↓↓↓ 写真「ガレットとシードル」の組み合わせです!!
どちらも、フランスのブルターニュの代表的な郷土料理です!
ガレットは、そば粉を使ったおかずクレープです。甘いデザートのクレープではないんです。
シールドは、ワインよりアルコール度数の少ないリンゴを発酵、蒸留させて作るリンゴのお酒です。



ガレットはフランス語で「円で薄いもの」という意味から名付けられています。
ガレットと聞くと、たいていこのブルターニュ地方のおかずクレープが浮かぶ程有名な食べ物です。
気立ての良いおば様が調理場でガレット専用の鉄板で↑↑↑↑↑ 写真 手際よく焼いていきます!
生地は、そば粉と水、塩などを溶いてねかせています。現在は、牛乳や卵も生地に混ぜています。
この生地を、焼く寸前にステンレスボールの中で混ぜて、クレープの様に薄く円形に焼きます。
具が選べます、卵、ハム、チーズなどが定番で、生ハム、サラダ、など魚介類や加工肉を載せます。
友人は、サーモン(=鮭)とサラダ菜が具のガレットを注文していました。



このガレットは、ブルターニュ地方では暖炉で焼いていたそうです。
畑仕事が終わると、こうした独特のそば粉のクレープを食事に食べていたのでしょう。

ブルターニュは、北緯48度、日本の同じ緯度の地域は樺太中部の辺りです。
北の地域なので寒い冬を想像しますが、西岸海洋性気候と呼ばれる温暖で過ごしやすい気候です。

一年中、西風が強く、日照時間も比較的短く、しかも土壌がやせているという特別な環境です。
そのために、ワインが作られ、主食が小麦といったフランスの周辺地域の食生活からはずれました。
その代わりに、主流になった飲み物がビールやウイスキーなど。

あとは、先日、モンサンミシェル修道院で聞いた案内ガイドさんの話にもありました。
オマール海老や牡蠣、ムール貝など大西洋の恵みとも言える海鮮食材を使った料理。
また、キャラメルや塩バターも特産です。独特の風味があります。
お土産屋さんには、カンカン(缶の容器)にはいった、キャラメルがたくさん種類ありました。
そこから何気なく買った、お土産のキャラメルを「あの味は特別よね。」と友人が喜びました。笑
自然の恩恵を受けて長年磨かれてきた味です、伝統の味!



モンサンミシェル修道院の参道のレストランの窓から見える風景です。↑↑↑↑↑ 写真
お土産屋さんの2階にありました。細い螺旋階段を上がると、ガレットの風味が漂っていました。
狭い店内は、西洋人の家族連れ、カップルなどで賑わっていました。店員さんもたくさんいました。
ガレット専門店、デザートには甘いクレープもあります。
ウエイトレスさんが、メニューを指差しながら、「ご一緒にサラダはいかがですか???」
そんな風な事をフランス語で聞いていた気がします。
素朴な雰囲気の女性でした。英語とジェスチャーで話す私達の話を一生懸命聞いてくれました。

ガレットとシードル、その土地のメニューを食べながら、
ブルターニュ地方の農村や人々、暮らし、自然・・・そんな事を考えていました。



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