*****  2007Aug22condWed *****   VIVO CITY VIVA!!モールのデザインを手掛けた 建築家 伊東豊雄さんのお話し! 
Wednesday, August 22, 2007, 20:19 - プチニュース
今日も雨降りでのスタートのシンガポール!こうした雨の日は
最寄駅のプラットホームや車窓からのいつも見ている景色でさえ少し違った風に見えますね。

昨夜のシンガポールのTVでは、日本のインテリアデザイナーが紹介されていました。
これは、シンガポール国内の地上波の中国語チャンネルの番組で、
「設計達人」というシリーズで「世界で活躍するアジアのデザイナー」が紹介されています。

昨夜は、インテリアデザイナーの杉本貴志さん。
いくつかのデザインした作品と共に、
東京のグランドハイアットホテルと、その日本食レストランも取り上げられ映像が見られました。
シンガポールでは、日本の商品が各国の人々に重宝されています。
そのうちの1つに「無印良品」が挙げられます。
無印良品の製品デザインには様々な著名デザイナーが関わっていますが、
杉本さんはブランドのアドバイザリーボードです。



ところで、話は変わりますが、先日紹介したシンガポールで敷地・店舗数共に最大規模を誇る
アミューズメント・ショッピングモール「VIVO CITY」。
(詳しくは8月15日(水)の記事をご覧下さい! 
     ***** 2007Aug11thSun ***** 海沿いで過ごした週末の話し!VIVO CITYでリラックス!)

その設計を担当したのが日本の建築家、伊東豊雄さんです。
↑↑↑↑↑ 上の写真は、そのビボシティーの屋上の広場の風景です。

およそ300店舗の店が軒を連ねるこの巨大なショッピングモール、去年完成されました。
既に、シンガポール国内外で「市民がくつろげる空間」として高い評価を受けています。

伊藤さんは去年、さらに王立英国建築家協会からのゴールドメダルも受賞しています。
その席で、「世界でも重要な建築家の1人とみなされつつある(知られる)」と紹介されています。

伊藤さんの作品は、専門家により「安い価格かつ禁欲的・ミニマムな作風」と例えられています。
個人住宅を中心に手がけている中でその実力が認められ、
1990年代に入ってその活動の場は海外の都市計画のプロジェクトにも及んでいます。



ここで、その伊藤さんの主な海外での活躍を紹介しましょう。
1990年 ベルギー「アントワープ市再開発計画」
1992年 中国「上海市再開発計画 」
2000年 ドイツ「ハノーバー万博テーマパークヘルスフューチュア館」
2002年 ベルギー「ブルージュブルージュパビリオン 」 
2002年 イギリス・ロンドン「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン」
そして、去年、ここシンガポールのVivo City。



このビボシティーは、ハーバーフロントと呼ばれる海沿いにあります。
↑↑↑↑↑ 写真 展望スペースが各階にあり、飲食店はバルコニー席も設けられています。

そして、↓↓↓↓↓ 写真 海沿いの遊歩道も人気で、買い物客が散歩しています。
ショッピングの合間に港の景色や潮風を存分に感じられる、立地を活かした「仕掛け」が満載です。

また、通路やホール、メインエントランス、などたっぷりと空間が使われているのも大きな特徴です。
そうした広場になっているスペースには、さりげない演出が施され人々の遊び心をくすぐっています。
公共のアートである、雪だるまや丸みのあるユニークなオブジェなども並べられています。



建築家やインテリアデザイナーが目指した「人々の快適な空間作り」が、
この土地で活かされ人々の暮らしに密着し、良い刺激となっている事でしょう。

いつもながら、母国の人々の偉業をメディアや雑誌などで嬉しく鑑賞しています!!





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