Wednesday, May 23, 2007, 22:21 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
「ア〜クション!!」Pin Pinさんの歯切れのよい声が部屋に響き渡ります。
シンガポール人のフィルムメーカーTAN PIN PINさんは、ドキュメンタリー作品の制作で有名です。
↓↓↓↓↓写真 PIN PINさんです!
昨年の作品は、バンコク、オランダ、ヨーロッパ共催の映画祭などで高い評価を受けています。
この作品はシンガポール航空の航空機内でも放映されていました。
シンガポールの内外の数々の雑誌やメディアがPIN PINさんやその作品を取り上げます。
PIN PINさん自身もその数が多すぎてメディアの記事を把握しきれてないんだとか。。。
年に一度のペースでフィルムを制作しているPIN PINさん、2007年7月完成予定のフィルムへ
日本語スピーカーとして新聞記事を読んでほしいと友人から依頼が来ました。
私の友人はPIN PINさんと中国語の勉強を通じて知り合ったのだとか。
その友人もまた日本の女性で、今や中国語の翻訳を仕事にする程の中国語の達人です。

さて、今回の作品のタイトルは「INVISIBLE CITY=見えざる町」です。
現在もシンガポールで健在の70代、80代の老夫婦の話しです。
私のナレーション原稿には中国からの移民だったその夫婦の戦争中の実話が描かれています。
シンガポールでPIN PINさんが有名になったのにも
彼女の作品はドキュメンタリーで本当のシンガポールの姿を映すからだと言われています。

カメラマンやサウンドデザイナーを始め専門的スタッフに囲まれ、全ての指揮を執るのはPIN PINさん。
どんな些細な事へもこだわりを持ちPIN PINさんのフィルターを必ず通すという徹底ぶり。
今回の声の収録には、撮影用のカメラも使いました。
「ア〜クション!!」とカメラを覗くPIN PINさんの表情は普段と全く違う様子に変わります。
ナレーションは日本語、サブタイトルは英語、というこのシーンは映像が既に仕上がっていました。
PIN PINさんからは読むスピード、声の高さ、全体の雰囲気など、
慎重に考えたリクエストを一言一言かみしめるように伝えられます。
こうして、
ワンシーン毎に撮影現場で熟考された映像や音声のかけらが
パズルのように組み合わされて一つの作品として完成するのでしょう。
シンガポールでこうした映像作品のお手伝いできたという喜びを胸に満たして
PIN PINさんのオフィスを後にしました。
完成は7月頃です。素晴らしい作品の完成に期待が高まるばかりです。
ちなみに、昨年の作品のDVDをプレゼントに頂きました。
このフィルムにつても近いうちに記事を書かせて頂きます、楽しみにしていて下さい!!

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