*****  2008Feb24thSun   *****   花粉の自動観測機、全国みんなで協力で進める花粉対策の話! 
Sunday, February 24, 2008, 11:55 - 健康・栄養
再び寒波が戻り、今朝も冷え込みました。すっかり雪がちらつく窓の外!!
大阪へ向かう電車の車窓からは、六甲山系の山々は真っ白に雪化粧していました。
雪が降ったりやんだり、一日中ボタン雪が舞いました。

さて、最近TV・CMでも電車のつり革広告にも、大々的に宣伝されているのが花粉症対策の医薬品。
幼少の頃から花粉症に悩まされている私は今日もマスクをして電車に乗りました!

今日は本格的な花粉の飛散の時期を前に、1月末全国的に大々的にニュースで取り上げられた話題、花粉の自動観測機について。その名も「ポールンロボ」といいます!
この観測機は、全国のスギ・ヒノキの花粉の飛散量を測定するために、
民間の気象情報の会社が独自に作りました。
このプロジェクトは「花粉プロジェクト」と呼ばれ今年で4年目となります。

この花粉の観測機は現在全国200箇所の一般家庭に設置され、測定が既に開始されています。
その200箇所の観測情報を一挙に集め、携帯電話やインターネットのページで花粉情報としています。
設置された一般家庭は去年の年末に一般公募されました。
家族や職場などに花粉症の人がいて、毎日具体的な症状の報告をできることなど、が条件でした。

この自動測定機の映像をTVで見た人も多いのではないでしょうか???
直径30cmで重さは1kg。見た目はアニメのキャラクターの様な白いボール型に目があります。
この目に見える部分が、ランプになっていて、その光の色で測定結果が見ただけで分かります。
白は花粉が全く飛んでいない、青、緑、赤、紫の順で五段階で飛散量を示します。

この観測地となったご家庭では、ベランダや軒の下にこの測定機を吊るします。
このポールンロボは大変優秀で、なんと!!  1分毎  に検知結果のデータを本部へ送信します。



去年も同様に測定地100件、観測機の花粉飛散量と花粉症の症状の報告結果のみで行いました。
その結果、気象条件が花粉の飛散と大きく関係していることが分かりました。
そこで、今年は、その日の天候、気温、湿度、などの天候の情報も測定する機能が加わりました。
ちなみに、去年のこのプロジェクトから分かった花粉の飛散の傾向は、
1.一日の飛散量のピークは関西と関東では1時間の差がある。
2.飛散条件は風が重要な要素。
3.雨の日でも飛散の可能性がある。
という結果が判明しています。こうしたことが今シーズンの気象情報の発信に役立てられています。

今シーズンは、飛散量と症状、そして気象条件。さぁ!この3つがどう作用しているのでしょう???
今年は去年の2倍の測定地、天気情報が加わって、さらに正確な花粉情報を発信しています。
この季節に花粉で悩まされる人々にとっては、たのもしいプロジェクトが今年も稼動しています!!



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