Wednesday, October 24, 2007, 20:47 - プチニュース
シンガポールでは度々異文化に遭遇することがあります!10月21日の日曜日の午後の出来事、
「ヒンズー教の神様!」と遭遇しました!!

シンガポールのショッピング街のオーチャードロード、まだ日も沈でいない夜の6時頃、
5斜線ある道路の1つがこの神様と信徒との行進にあてられています!その数は数百人程!!
ヒンズー教徒、主にインド系の人々です。前後を白バイが併走して、しっかりと警護されていました。
その、ねり歩く信徒の中には、女性・子供は皆、インドサリーに身を包み正装しています。

年に1度だけ見られるというこのオーチャードロードでの行進、キラキラ光るヒンズーの神、
その神棚とも言える台車には、神に使える装いに扮装した人々の姿も。
この貴重な光景に観光客の方々も同じ速さで歩道を歩き見学しています。


さて、多国籍文化が混じるシンガポール、主な民族構成は中華系・マレー系・インド系、その他。
そして、それぞれが、仏教・イスラム教・キリスト教・ヒンドゥー教など異なった宗教の信徒です。
国民の休日も均等にそれぞれの祭りを賛同する人々が国籍・人種・宗教・文化の壁を越え祝います。
(一年の休日のカレンダーについてはバックナンバー10月7日の記事を参考にして下さい!
***** 2007Oct7thSun *****
シンガポールのこれから!これから!「まぁ〜つりぃだぁ〜!祭り〜だぁ〜!」)
ここで、私が受講しているシンガポール国立大学の中国語の先生から聞いた暮らしの話しです。
本題の前に、シンガポールの住宅事情として、住宅の種類を大きく2つに分けられます、公団と私営。
公団住宅のことを「HDBフラット」と言います、シンガポールの人口の80%がこのHDBに住みます。
HDBは国が推奨している住宅なので、税金や売買、改装などにあたってスムーズに事が運びます。
この全てのHDBの物件の紹介、申し込みなど、の手続きは国内の1箇所行政施設で済ませられます。
さて本題は、このHDBの住居の決まりについて。
この決まりにも、異文化が共存するシンガポールならではの気配りが見られます。
それは、この住宅に住む人々の割合について、多国籍・文化・宗教の配分を均等にしているそうです。
簡単にいいますと、地域・棟、さらにはフロアーに至っても同じ文化の人々が偏らないように、
国がこのHDBフラットの売出しする時点で、この人種は**%、と、各フロアー毎に定めているそう。
隣・近所に異文化の人々が共に住むシンガポール。相互理解を高めようという仕掛けです。
こうした国の配慮によって、普段から各文化の暮らしや習慣、概念などに触れ合う事ができます。
だから、多国籍の国民が共存していても、互いに尊重しあいながら仲良く生活できるんですね。

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