******  2007FEB24thSat   *****  ヴァイオリンコンサート at THE ARTS HOUSE 
Sunday, February 25, 2007, 21:43 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
シンガポールで最大の規模を誇るパレード「チンゲイ」が2月23日・24日と行わています。
この「チンゲイ」は毎年この時期に旧正月を祝うイベントとして開催されます。
夜に行われる路上パレードで、メインは美しくライトアップされたフロートです。
中国系のみならず、マレー系、インド系、などさまざまなカラフルな民族衣装を
身に付けた人々がオーチャードロードを練り歩きます。桟敷席も用意され観覧できます。

去年は学生だったので、夕方から席を取る友達グループに誘われました。
オーチャードにたくさんの人々が集い、フローとが停止する3箇所では
ダンサー達と見学客が一緒になって踊ります。

さぁ!今年はそんな「チンゲイ」にも負けないコンサートに出かけました。
「DARIN QUALLS」というアメリカ人ヴァイリオニストが来星しています。



場所はザ・アートハウスと呼ばれる 最古のシンガポール庁舎である旧国会議事堂の建物です。
(The Arts House)
あらゆる芸術活動が行われている場所です。
地元のアート作家による個展にも出かけたことがあります。

今夜はクラッシックを中心とした音楽会。ヴァイオリンをサポートするのがピアノ。
今回の共演者ピアニスト「KERIM VERGAZOV」はロシア人です。
DARINは30代後半、KERIMは50歳くらい。
見た目には年齢差を感じさせる彼らの息は合うんの呼吸で客席を魅了します。

THE PARLIAMENT HOUSEという名称の歴史を感じる白壁の西洋建築の中の一角。
趣のあるコンサートホールは革張りのボールドーの椅子が昔の会議場を連想させます。
高い天井で、「コ」の字型の客席には、両サイドはわずか3列づつ。
この日来場していた人の数は130人程度。
このゆったりとした空間を楽しみながら音楽に触れられます。

客席にはドレスアップした西洋人が多く集っていました。
日本人の姿も3割程度。
この人種の比率はシンガポールにいながら、別の国にいる様に錯覚しました。





2時間のコンサートで4つのテーマに分けられ13曲が演奏されました。
最後は客席からの鳴り止まぬ拍手に応えプラス一曲を加えました。

ヴァイオリンがこんなにまで音色を変えるのかと驚かされました。
またJAZZやROCKのアーティストが全身を使いそのブルーヴを表現するように、
彼らの魂と体の底から奏でられる音楽を感じることができました。
素晴らしかったです。

このコンサートを見ていて私の頭で巡ったのは、映画のシーン。
それぞれの曲をどんな場面にBGMとして流すのか。。。という想像を膨らましていました。

クラッシックの定番曲からカルメンまで幅広い演奏曲。
ヨーロッパの雄大な山脈や水兵の子供達、西洋の古いお屋敷、大自然を馬が駆け巡る姿
など、終始、心のに映されたスクリーンで映画のシーンを見ていました。

音楽が日常を忘れさせてくれ「癒しの世界」へと導いてくれました。

来客の方々の満たされた表情を見ながらコンサートホールを後にしました。
シンガポール川に沿いには、旧正月を祝う赤いランタンが多数飾られていました。




ここはシンガポールです!旧正月の最中でしたね。

現実に戻った瞬間です!!

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