Saturday, August 25, 2007, 15:11 - イベント
まだまだ続くハングリーゴールドフェスティバル、中国の風習で欠かせない祭り「中元節」!
昨日、中国語の授業が終わり、ナレーション収録などでお世話になっているスタジオへ。
航空会社、銀行、証券会社などのCMやプロモーションビデオの音響を請け負っている会社です。
ここで、今日は久しぶりの顔ぶれにも会えました。
英語チャンネルでDJなどする傍ら、このスタジオを経営するシンガポール人の友人。
ここしばらく、シンガポールのFMチャンネル 91.3での番組プロデューサー業が忙しいんだとか。
応接室でクライアントの営業の人々を交えながら話をしていますと、映画の話になりました!
すると、最近シンガポールで話題をされっている映画「881(パパイヤ)」についても。
ミュージカルタッチの映画というのがシンガポールの人々には大変新鮮だそうです。
(映画の内容については、8月21日(火)の記事をご覧下さい!
***** 2007Aug21stTue *****
アメリカ「TIME」誌が選んだシンガポールの映画監督 ロイストン・タン監督新作「881」の話し! )


「映画の内容は、旧暦の7月は「ハングリーゴーストフェスティバル」だから・・・
カクカク・シカジカで、その期間幽霊に捧げる舞台が「歌台(=ge tai)グータイ」で・・・
カクカク・シカジカ、映画は福建語で・・・、とにかくまだまだ幽霊がその辺にいるんだぞ!」
と、中国からの移民を先祖に持つシンガポール人にとっての「中元節」について聞きました。
そして、スタジオを後にすると、 ・・・!!!

ショップハウスの一角で、このハングリーゴーストフェスティバルの行事を
行っているところに遭遇しました。地元の紡績会社が年中行事として行っているんだとか。
↑↑↑↑↑ 祭壇には「鴨・蟹・魚・鳥・子豚」それぞれを
丸焼きににし、地獄の門が開いている間、この世で過ごす幽霊達のために祀っていました。
「地獄の門が開いた」とされる旧暦の7月1日、今年は8月13日(月)に、
シンガポール各地で見られたお金に見立てた紙を燃やす行事です。
20人近い人々が軽快な中国語で何やら話しているところに、勇気を出して 笑 聞いてみました。
「どうして、この行事を今日やっているんですか?」と。
中国語を話す日本人が珍しかったのか?!
「日本から来たのか!祈っていきなさい!祈っていきなさい!」と呼び止めて下さいました。
そして、冒頭の質問の答えは、「都合のつく時ならいつでもいいんだよ。」とのこと。
親切に様々な祭りに関する説明を受けた上、私も飛び入り参加をさせて頂く事になりました!


この祭壇には、
人々の暮らしに必要なもの全てが用意されていました。「醤油や酢などの瓶の調味料」「お酒」など。
↑↑↑↑↑ 左写真の祭壇の下の物見えますか?これは子供さんのための「飴や炭酸飲料」です。
祭壇の周りにはダンボールの箱が山積みになっていました。
この箱の中にも、たくさんの供え物が準備されています。
「衣服」「布」に見立てたカラフルないろがみ、また、「傘や靴、日用品」などは絵図に描かれています。
また、この祭りは、中国の日常生活から由来する迷信などに信仰深い道教徒や、
仏教徒の人々が特に熱心に語り継いでいます。
そうした伝統を重んじた独特の物、「お経」「名前を命名する書類」などの書籍も準備されます。
1つ1つのお供え物をそれぞれ、全て祭壇の前で清めた後は、皆で運び燃やします!
↓↓↓↓↓ 写真 この世でこの中元節の期間中過ごしている幽霊達へ、
中元節が終わり、地獄の門が閉じられた後、あちらでの暮らしで不自由が無いように贈ります。

その帰り、駅の売店で地元紙の中国語の新聞を買いました。
すると、今日の夕刊の一面は、噂の映画「881(パパイヤ)」について↓↓↓↓↓ 写真。
そして!帰宅後TVをつけてみると、、、時を同じくしてTVのニュースでも
「3週間の映画の上映期間を今週終えて・・・」と、映画の盛況振りを報じていました。

旧暦の7月は中国文化の中で特別な意味を持ちます。
この時期に上映されたからこそ、この映画はさらに人々の胸に響く物があったのでしょう。
映画「881」ブームの波はどうなるんでしょう?笑
この映画の福建語の主題歌のヒットと共に、今後の行方が気になります!
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