****  2008July26thSat   *****   大阪の本格夏の到来!!PART2 大阪天神祭り・クライマックスのお話し! 
Saturday, July 26, 2008, 14:47 - イベント
大阪の夏の風物詩、大阪天神祭りが昨夜、5千発の花火と共にクライマックスを迎えました!
新聞の報道で伝えられたところによりますと、今年(2008年)の天神祭りの来場は105万人!!

盛大な花火で、菅原道真公を供養するという、奉納花火は2箇所から打ち上げられました!

(2008年7月25日(金)の記事には天神祭りの記事のPART1が掲載されています!
 ****  2008July24thThr *****   大阪の本格夏の到来!!大阪天神祭り・幕開けのお話し!
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本宮(天神祭りの25日の呼び名)は、祭りの中でも重要な神事が執り行われています。
本宮の祭りの流れを簡単に説明しますと、
大阪天満宮境内から菅原道真公の神霊を祭るお神輿を担ぎ、氏地の陸と川をパレードします。
神霊をお神輿に移すイベントがお昼2時の「夏大祭」、境内に戻される儀式が花火の後あります。
この菅原道真公の神霊を祭るお神輿を御鳳輦(ごほうれん)と言います。

 

御鳳輦(ごほうれん)が氏地内を巡る事で、その年の氏子の平安を祈願します。
そのスケジュールは、その後、夕方4時頃に、陸のパレードである「陸渡御(りくとぎょ)」。
豪華絢爛な時代衣装をまとった約3000人が、近くの川の乗船場までおよそ4kmを練り歩きます。
そして、夜6時頃、場所を川へと移されて「船渡御(ふなとぎょ)」へ流れます。
今度は、川の上の水上パレード、100隻を越える船団が、中心部を流れる大川で巡行します。
天神祭りの最も贅沢な楽しみ方と言えるのが、
この水上パレードの船上、祭りの中心で参加する事です!今年は2万人が舟に乗り込みました!
毎年、落語家や歌舞伎役者、芸能人などの著名人が乗り込み祭りを盛り上げます!
この、鐘や太鼓を鳴らしながら行き交う船を、川岸から見るのも天神祭りの楽しみ方です!

この舟の巡行にもユニークな決め事があります!さらに賑やかに川面を揺らします!
舟と船がすれ違う時に「大阪締め」という手打ち(手締め)を乗船者同士で交わします!
    「打ぅちぃましょ〜〜〜!」   (※手を打つ:パンッ、パンッ)
    「もぅひとつ(=もうひとつ)せぇ〜〜〜!」   (※手を打つ:パンッ、パンッ)
    「いおうて(=祝うて)三度っ!!」   (※手を打つ:パ、パンッ、パンッ)



祭りの中心である大阪天満宮の周辺は、放送局や芸能事務所などが集中している地域です。
FMのラジオ番組では、日本一長い商店街、天神橋筋商店街や天満宮の境内から中継していました。
出店の食べ物、祭りの神輿や時代衣装を身にまとった人々の練り歩き、といった行事ごと。
また、祭りを楽しむゆかた姿の女性のインタビュー!等 祭りの賑わいが伝えられました!

数年前には、現地生中継として祭りの中心地である天満宮境内からリポートしていました。
今日の写真は、2005年の天神祭り、その境内の飾り物、「御迎人形」です!
歌舞伎や能の題材とされた、背の高さが4mもある巨大な人形!現在15体が残っています!
歴史は古く、元禄期には、天神祭りには欠かせないものでした。
本来、御迎人形は船渡御で舟を高く掲げて神霊を迎えていました。ドンドコ舟と呼んでいました。
現在の船渡御では、復刻した2体を代わりに舟に乗せているそう、この舟は御迎人形船です。

和漢の歴史や物語の人物の羽柴秀吉や坂田公時、関羽などをモチーフにした御迎人形もあります。
御迎人形はボランティアの方々によっておよそ1ヶ月かけて、大阪天満宮の境内で組み立てられます。
↓↓↓↓↓ 写真は御迎人形の1ツ、海苔・わかめ・かんぴょう・高野豆腐等の乾物でできています。
自慢の特産品の1ツの乾物をPRしています。この地域には老舗の乾物の卸問屋が多いんです!

よ〜〜〜く見てみて下さい!着物、扇子、髪の毛、紐、全て乾物です!「しいたけ」もあります!笑



 

落語や文楽、歌舞伎、能、「大阪締め」、乾物・・・大阪の文化が織り込まれた歴史ある祭りです!
受け継いできた祭りの神事、神輿や飾り物、などに込められた意味は、祭りの奥深さを感じます。

次回みなさんが大阪天神祭りの足を運ぶ時、是非、この御迎人形、天満宮境内に見に来て下さい!



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