Sunday, May 27, 2007, 16:38 - イベント
シンガポールでは冠婚葬祭を公団の共同スペースで行うことがあります。
この公団はHDBと呼ばれていて、シンガポールの80%〜90%の人々が住んでいます。
今朝は、銅鑼と太鼓の派手なリズムで目を覚ましました。
窓の外をのぞくと大行列です。今日は通常の日曜日なのになぁ。。。とその様子を見守っていると、
この大行列が何かがわかりました。旅立った故人を偲ぶ会です。
特別な装飾をしたトラックと見送りのための伝統的な音楽を奏でる鼓笛隊が行列の先頭を歩きます。
その次に、トラックから出た紐を御輿のように親族や友人が引きます。
この周辺に住む多くの人がこの行列に参道して故人の旅立ちを送ります。




夕方今度は今朝にもましてものすごい銅鑼や太鼓の派手な音色が鳴り響き始めました。
今朝とは様子が違い、飾られたトラックにはそろいの民族衣装を来た人々が乗り込んでいます。
そのトラックの数は7,8台にも見えます。
HDBの集会スペースから中国の伝統的な龍の舞いがこのトラックを見送っています!
そうです!これは結婚式です!


実は今日「ラッキーデー」=日本の「大安」にあたる日でした。
夕食へ街中へ出かけました。高級なレストランでは結婚式の食事会が多数行われていました。
ホテルの周辺では、ウェディングパーティーの新郎・新婦を見送る友人達の姿も見られました。
新婦のドレスは、日本で一般的な純白なウエディングドレスの他
「ショッキンググリーン」「ブルー」「オレンジ」など、
南国らしいまばゆいばかりのカクテルドレスを着ています。

帰宅途中のMRT(地下鉄)では、背中の開いた大胆なワンピースを着た女性のグループ、
また民族衣装の中でも特別な日の正装用のサリーなどを着た家族連れなども見かけました。
↑↑↑↑↑写真
MRTの駅で子供さんのおもちゃを拾ってあげた事からこの少女のお母さんと立ち話をしました。
インドのご家族です、やはりウエディングセレモニーに親子3代で出席したと言っていました。
お願いをして写真をとらせて頂きました。
こうして振り返ると、中国式・洋式・インド式とさまざまなスタイルの冠婚葬祭が行われていますね。
今日はたくさんの方々の特別な日を目の当たりにしました。家族の大切さについて深く実感しました。
| このエントリーのURL |





戻る 進む