*****  2007Nov28thWed   *****   英会話の教材のナレーション収録の巻き〜シンガポールの録音スタジオ〜 
Wednesday, November 28, 2007, 11:30 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
今朝はシンガポールの天気は晴れです!! お昼の3時頃信じられない勢いで大雨が降りました!驚

先週シンガポールで開催された第3回東アジアサミットについての報道が世界へ伝えられました。
これは、11月21日、
ASEAN10ヵ国と日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドが参加したものです。
議論された問題としては、地球温暖化、エネルギー、環境問題、ミャンマー情勢、北朝鮮問題、
東アジア地域での持続可能な開発と協議などです。
参加した国々で採択した「シンガポール宣言」では、今後の東アジア諸国による
気候変動、エネルギー、環境に関する取り組みや協力の方向性を示しました。

こうした会議の開催で影響を受けていたのが、シンガポールの街中のホテル。
旅行会社の人々もうれしい悲鳴をあげていました。世界からの来賓の訪問により、
数週間ほど前からシンガポールの国内のホテルのほとんどで予約がいっぱいとなっていました。

さて、シンガポールの中心地では世界各国の人々が行き交います!
その!シンガポールらしいお仕事が私のところにも舞い込んできました。
俗に「ヴォイスオーヴァー」と呼ばれる、声の録音。子供達向けの語学教材の日本語版です。
韓国版や中国版などさまざまなヴァージョンが同時に発売されます。



さて、今回のこのアナウンスの収録のために訪れたのが、初めておじゃまするスタジオでした。
シンガポールの住宅街に並ぶ、歴史の風を感じるコロニー風の一軒屋です。
シンガポールで言う「コロニー風」は、ヨーロッパ建築の影響を受けた植民地時代の洋館の事です。

「ふうせんにはくうきがいっぱいつまっています。」A balloon is full of aire.

「サンドイッチ1つとりんご1つがそのねこのランチです。」A sandwich and an apple are the cat's lunch.

「なんというぼうけんだ!!」What an adventure!!

・・・何だか平仮名、カタカナ、だけで見る日本語の文章は不思議な感じがします。
これまで、シンガポールで過ごした2年間、自室や通勤・通学途中、
中国語や英語のこうした語学の教材に耳を傾け、切磋琢磨した私にとっては嬉しいお仕事です。笑

今日収録した教材を聞いて日本語や英語を勉強する子供達の顔が浮かんでいました。喜

 

A4サイズの紙に小さくぎゅうぎゅう詰めに書かれた漢字の無い日本語の文字。その数50枚強。
数千の単語と、100程の短い文章、英語と照らし合わせながら感情をたっぷりに読みます。
少し室温の高いスタジオでしたが、集中力が持続できるようにと、休憩無しに読み上げました。
「カーッ!カーッ!」とカラスの鳴く声も、「カセットデッキ」も「愛のトンネル」!?も。
1つ1つの単語がこの教材で日本語を学ぶ子供達には大切な言葉です。私の任務は重大です!

プロデューサーさんが収録内容を全て確認して、スポンサーさんをはじめスタッフの皆さんの前で
「OK!!」とサインを出した時にはすっかり夕飯時になっていました。

日本語に興味を持った子供達、何人がこの教材を聞いて勉強するんだろう???なんて考えると
自然と胸がわくわく踊ってしまいました。今日はなんだか、特別な想いで取り組んだお仕事のお話。。。





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