*****  2007Aug30thThu   *****   シンガポールの家庭料理満喫!!ママのクッキング教室!〜カレー編〜 
Thursday, August 30, 2007, 19:08 - 美食
昨日のシンガポール人の知人のお宅でのクッキング教室の続きのお話しです!
「シンガポールの家庭料理の味ってどんなの???」と嘆願し、皆でおしかけました。笑

リビングルームで皆で団欒中、息子さんやパパにグループ全員が自己紹介を終えた頃。
何やら、キッチンから甘くておいしそうな香りが漂ってきました!
その香りに誘われ、キッチンへ入ると、ママがすでに手際良く料理を始めていました。
                 この芳しい香りの素はココナッツミルクです!!
シンガポールの家庭料理はココナッツやスパイスなど「香り」と「風味」の隠し味をたくさん使います!

今日紹介するのが・・・↓↓↓↓↓ 写真 シンガポールの「家庭料理のカレー!」について。



みなさん、知っていますか???グルメな国シンガポールには、根付いた料理は多数あります!
元々マレー半島に住むマレー系の人々が築いてきた「マレー料理」。
また、中国からの移民の華人達によって引き継がれた、広東、潮州、福建、四川、などの「中華料理」。加えて、シンガポール独特の料理も、その料理は、「プラナンカ料理」といいます。
「プラナンカ料理」は、マレー人とヨーロッパから移り住んできた人々との婚姻から起源しています。
だから、その両方の料理の特徴を持つ、「家庭で生まれた」マレー半島地域の独特の料理です。

そんな、多国籍の料理が味わえるシンガポールのママは、どんな料理を作るのでしょうか???
タイ・ベトナム・インド料理などの香辛料、そして中華料理の調味料など自由自在に扱います!



↓↓↓↓↓ 写真 ママのお家のベランダで栽培しているカレーリーフ(curry leaf)です。
カレーツリーとはミカン科の「オオバゲッキツ」。インドが原産で香辛料として用いられています。

続いて、今夜のカレーの香りを一層風味豊かにしたのが、シナモンです!↓↓↓↓↓ 写真
シナモン(Cinnamon)は、
熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹、香辛料は、その樹皮から作られています。



シンガポールのママは、日本の家庭で言う「中華鍋」でカレーを作ります。
ここで、簡単にママの作ったカレーの手順を説明しましょう!!

1.↓↓↓↓↓ 写真「玉ねぎのみじん切り」「ネギ」「シナモン」を油で炒めます!

2.手羽先など骨付きの鶏肉を加えて火を通します。↓↓↓↓↓ 写真
  火が通ったら、カレー粉をたっぷりと加えて炒めながら混ぜ合わせていきます。



3.鶏肉の表面に程よく火が通ったところで、「ココナッツミルク」を加えます。

この「ココナッツミルク」は200ml、料理用として販売されている製品でした。
給食用の牛乳パックの様なパッケージで、「純正椰子水」と表記されていました。
ココナッツミルクを加えた瞬間、キッチンは甘い香りに包まれ、カレーの色もクリーミーに変わります。



4.↓↓↓↓↓ 写真 適量の水と「ぶつ切りトマト」と「カレーリーフ」を加えて煮込みます。



                    できあがり!
このカレースープはとろみが無くさらさらしています。香辛料の香りがさらに食欲を誘います。
スープには甘みがあります、トマトや椰子の独特の甘さがコクとして加わっているのでしょう。
「辛さ」も独特で日本のカレーと違い、スパイスらしい一瞬で「ピリッ」とする様な辛さです。
日本からの来客用にと、ママの計らいで、辛さの効いたスパイスを今夜は少し控えてくれました。

と、シンガポールのママの作った家庭料理のカレーの香りや味・・・、想像できましたか???

辛い物が大好きなママは食卓で、
「こんな辛くないカレーは物足りない。」とみんなの前で何度も繰り返していました。笑
サービス精神旺盛で、優しいママ、そんな姿がなんだかとっても微笑ましかったです。

次回は、スパイスをたっぷり使ったママのご自慢のカレーにも挑戦させてもらいたいです!笑笑笑




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