Saturday, September 12, 2009, 23:45 - イベント
しかし、9月に入ってからも、“残暑がまだまだ厳しく”日中は夏の装いでもちょうどいいです。
日本は四季の移り変わりと共に、祭や季節の行事ごとがあり、古人の暮らしぶりを垣間見ます。
さて、私が最近知ったばかりの東北地方の9月の風物詩、「芋煮会（いもにかい）」！！
東北の人々にとって、秋の“花見”の様な存在で、地域、職場、友人や家族との親睦の行事です。
主に、秋に河川敷などの野外でグループで集まり、鍋料理を作って食べます。
その名前から分かる様に、サトイモを煮て食べることから、「芋煮」「芋煮会」も呼ばれています。
。
そして！先週の日曜日（2009年9月6日）、「日本一の芋煮会フェスティバル」が開かれました！
なんと！過去最高の来場者数！20万人の人出でした。もはや山形の観光では欠かせない行事行です。
場所は、山形市の市街地を流れる、馬見ヶ崎川（まみがさきがわ）という川の河川敷が会場です。
今日の写真↓↓↓↓↓は、今年6月に山形を訪れた際に舌鼓を打った郷土料理です！
上段・・・山形名物“力こんにゃく”お祭りの会場に屋台が出ていました！アツアツ、ハフハフです。
下段・・・これも山形名物“冷たい肉そば”冷たいお蕎麦、だしが独特の風味で絶品でした！
もちろん！集まった市民や観光客のお目当ては、鍋料理“芋煮”を食すこと、河川敷で食べます！
このフェスティバルの会場では、直径およそ6ｍの大なべで“芋煮”を煮ます！
朝、7時に薪に火を付け煮込み始めたと言います。
この自慢の芋煮には、地元産のサトイモ 3ｔ、牛肉 1ｔ、醤油 700ℓ、砂糖 200�圓覆匹鮖藩僉６�
フェスティバル始まって以来の大入りとなった結果、今年は、およそ3万5,000食をたえらげました！
“巨大芋煮足りなかった”と週明け、今週の月曜日の新聞・ニュースで取り上げられていました、ね。
実は、この日、お昼過ぎの時点で 3万食の引換券が、売り切れていました。1食300円。
払い戻しの作業も生じて、大事態となりました。
芋煮を楽しみに来場した方々、主催者側の心情を察しますと、大変お気の毒でした。
しかし「日本一の芋煮会フェスティバル」が話題になって新に知った方も今回いらっしゃる様です。
芋煮会の会場となった、馬見ヶ崎川は一級河川、最上川の須川（すかわ）に繋がります。
山々に囲まれ、低い住宅やビルの間を縫う河川敷、
ご想像の通り、参加者の方々は、秋の一日を、自然あふれる景色と共に過ごせたでしょう。
全国津々浦々、各、地域ごとに、その街をアピールするためのイベントがあります。
そのほとんどが企業や、地元の会社の協賛を受け、支えられながらイベントを存続しているでしょう。
この「日本一の芋煮会フェスティバル」少々苦しい台所事情だと言います。協賛金で成り立ちます。
今月、その“救世主”的存在として、開発された商品があります！その名も“いも煮あめ”。
地元の製菓工場が作る、この飴は、フェスティバルで食べられる芋煮の味を再現しています。
“いも煮あめ”を考案したのが、日本一の芋煮会フェスティバルの実行委員の、広告業の社長さん。
イベントを全国的にアピールしようと、“いも煮あめ”売り上げの一部は運営のために寄付します。
芋煮の味の再現、と銘打ちました。その難題を背負ったため、ご苦労がありました。
何度も改良を重ねています。地元の人々がああでもない、こうでもないと、知恵を絞ったのでしょう。
この度、満を持しての完成！にこぎつけました！！
地元の醤油やネギ、サトイモを使用しています。
こうして、地産地消、地元の食材、特産品を愛する地域の活動で、笑顔が広がっていきそうですね。
今日紹介しましたのは、「町おこし」、「食のイベント」としての最近の芋煮会事情でした。
東北地方のサトイモの栽培。収穫は来月（10月）初旬頃から、11月にピークを迎えます！
これから、晴れた温かい日の河川敷では“花見”の様な大宴会が開催されるんでしょうか？
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