*****  2007MAY5thSat   *****   満月の夜にふさわしい話し 
Saturday, May 05, 2007, 18:55 - プチニュース
世界標準時から8時間早いシンガポールでは、5月2日(水曜日)が満月でした!

写真は5月5日土曜日のシンガポールから見た月、月齢 17.7(大潮)です。



満月は古来から鑑賞され多くの人々によって月見が行われてきています。
特に秋の満月は美しく、旧暦8月15日「中秋」「秋夕」は、
日本・中国・韓国などでは特別の日として年中行事が行われてきています。

中国文化の影響も大きいシンガポールでは、
秋には中秋節 「Mid-Autumn Festival」というお祭りを盛大に行います。
この中秋節では十五夜に親族が集い団欒してごちそうを食べ、
満月の下で中国古来のお祭りを楽しみます。


ところで、満月というと狼男の変身!?映画にありましたね。

「満月には事故が多い」とか「月の夜には犯罪が増える」とか言われています。
これを証明するデータもあると言われていますが、全くの迷信であるという意見もあります。

また出産や女性の月経周期にも月の満ち欠けに関係があるんだとか。
月経期間は、新月から次の新月までの日数に一致しています。
さらに、平均妊娠期間は、その9倍です。

特にシンガポール(北緯1度)の様に、低緯度の地域はその影響が大きいそうです。

というが、月が人に与える影響を研究した著名な博士A.L.リーバー博士によってデータ化されました。
(「HOW THE MOON AFFECTS YOU」・・邦題「月の魔力」より)
この本によりますと、出産のピークは新月・満月の1日前と3日後にあります。
新月・満月時期には、他の時期に比べておよそ1割程増加すると言われています。
この結果が低緯度の地域程月の影響が大きく、
高緯度になる程月の影響や関連性が薄れるそうです。

 

こうした月と人の体の研究では、
地球上全てが月と太陽の引力により影響を受けていてると考えられています。
中でも、その影響を最も影響の受けやすいのが水。
そこで、体内に水を多く含む人は影響を受けやすいんではないか???とされています。

みなさんはそうした月の満ち欠けと人の体と心、何か感じた事はありますか???


ところで、太陰太陽暦では15日前後がかならず満月になります。
そして、中国暦では15日を望日と呼びました。望月「ぼうげつ」「もちづき」と読みます。

そう言えば、先月のシンガポールの祝日の「グッドフライデー(今年は4月6日)」も
春分の日から数えて最初の満月の日曜日の寸前の金曜日です。
「グッドフライデー」はキリスト教の祭りですが、ここにも月の満ち欠けが謳われていますね。

私達の先祖がこの美しい月を見て、文化に大きな影響を与えられたのには間違いないですね!




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