Monday, August 13, 2007, 23:36 - イベント
今朝は、ニュースで日本のお盆の帰省のユータンラッシュの話題が報道されいてました。
シンガポールでは今日から、中国の伝統的な年中行事の1つが始まりました!
この行事は、シンガポールでは「日本のお盆にあたる行事」だと言われています。
その名前は「ハングリー・ゴースト・フェスティバル」です!
毎年、陰暦の7月にあたる1ヶ月間は、まるごとこのハングリー・フェスティバルの期間です!
実は、何ヶ月も前から町内会の知人に
「この祭りの時は参加して、是非!日本の人々にもシンガポールらしい文化として紹介してね。」
と町内の広場で行われる行事ごとへのお誘いを受けていました。
この祭りは、中国では「盂蘭盆」と言います。日本語で「うらぼんえ(盂蘭盆会)」です。
「中国の亡者の供養する祭り」から「チャイニーズ・ゴースト・フェスティバル」ともいいます。
道教信者の間で「旧暦7月は地獄の門が開け放たれ霊魂は地上をさまよう。」と言われています。
信仰が深い人の中には、この期間中は幽霊に遭遇するので夜遅くで歩かないという人もいます。
「旧暦の7月7日から地獄の門が開きます!」
2007年は今日、8月13日がその「地獄の門が開く日」にあたります!
初日と15日目に、↓↓↓↓↓ 写真の様なお供えなど特別な行事を行います!

店先や、住宅街の至る所で、こうした線香やろうそく、果物、特別なケーキが供えられています。

この孟蘭節は、
中国文化の浸透したアジア圏の華僑の人々の間では毎年行われている代表的な祭りです!
中国、台湾、マレーシア、シンガポールなど地域によってはこの祭りの捉え方も色々です。
ここで、2つ紹介しましょう!
1つ目は、
「地獄の門が開き、ご先祖様が家族や親戚を訪ねてこの世にやって来る。」という説。
次に、
「飢えた幽霊達が人間界に解き放たれ幽霊たちは地上を徘徊し災いをもたらす。」という説。
こうした違いがある様に、この祭りは時を経てさまざまな形で語り継がれています。
しかし、どこの祭りでも必ず行われる事が「お供え」以外にもあります!
それは、「お金にみたてた紙を燃やす事」です!!このお金は、地獄で使える貨幣です!


↑↑↑↑↑ 写真 さまざまな種類の「地獄貨幣」笑 が用意されていますね。↑↑↑↑↑写真
貨幣について「ご先祖様の霊は家に戻り、地獄で使うお金を持って再び戻っていく」と言われています。


驚いた事に!この貨幣を燃やす行事は、町内で何十箇所と同時に行われています!
↑↑↑↑↑ 写真と同じ様な、ドラム缶が多数用意されていました。
今夜の行事に参加させて頂いた帰り道、50メートル程の間隔毎に、
この「地獄貨幣」を燃やした跡と、人々によって供えられたオレンジやお菓子を見かけました。

いずえにせよ、この1ヶ月の間は、道教の伝統に基づいた作法で先祖の魂を慰めなだめられます。
シンガポールで見られる「ハングリー・ゴースト・フェスティバル」の行事ごとを改めて綴ります!
お楽しみに!!
シンガポールにお住まいの皆さん!しばらくは、夜こうしたお供えなど足元にはご注意下さい!!
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