*****  2007Aug24rdFri   *****   アジアの交差点!シンガポールを曲がるとベトナムに到着!!パート3 〜冷たい飲み物編〜 アボカドジュースの話し!  
Friday, August 24, 2007, 21:46 - 健康・栄養
シンガポール、今日はお昼前にまとまった雨が降りました。午後は涼しい天気となりました!

今年の日本、日中に40度を越える地域があった猛暑に比べますと、
ここシンガポールの天気は比較的過ごしやすい気候だといえると思います。
シンガポールで雨が降った後の天候を、中国語で「一雨=yi yu 成秋=cheng qiu」と例えられています。
この言葉の意味は、
「突然の通り雨はうだる様な熱のこもった空気を、秋の様にさっぱりした涼しい空気へ変える。」
というシンガポールの「にわか雨の後のさっぱりした空気の心地よい様子」が表現されています。

しかし、赤道付近の熱帯の国々では、暮らしに根付いた食べ物が「元気の素」となっています!

さぁ!↓↓↓↓↓ 写真の「これ」は、なんでしょう???



               アボカドのシェイクです!!

ベトナム料理店の定番メニューです。ベトナム語で「シン・トー・ボー」
アボカドはベトナム語で「ボー」と言います。アボカドを使ったフレッシュジュースという意味です。

このシェイクは、本場ベトナムでも屋台で飲む事のできるお馴染みの飲み物です。
ベトナム人のハーフの友人の話ではベトナムへ里帰りした時には、
天気の特に暑い日、この「シン・トー・ボー」を凍らせてアイスクリームにして食べるそうです。

ところで、日本でも近年、健康食品として注目されているアボカドの栄養成分を紹介しましょう!
実は、ギネスブック(「Guinness World Records」)にも「最も栄養価の高いフルーツ」として
世界が誇るフルーツの代表としても掲載されているんです。

俗に「森のバター」と呼ばれています。これは、アボカドの「果実に脂肪分が豊富」!という例えです。
「脂肪」と聞いて多くの人は「体に良くない」印象を受けますが、
この脂肪分はほとんどが不飽和脂肪酸です。「オレイン酸」や「リノール酸」「リノレン酸」など、
血液中のコレステロールを下げる役割を果たす、逆に健康に良いとされる脂肪酸です。

アボカドの他の栄養効果としては、老化防止、肝機能の強化、疲労防止などがあります。
特に、アボカドは、「エネルギー」がフルーツ中で最も多く含まれています。
「五訂増補日本食品標準成分表」には、
各食品それぞれの100g当たりの栄養成分の比較が掲載されています。
そのうち、果物だけで見てみますとエネルギーが一番多いのは、アボカド 187kcal。
続いて、2番目にドリアン 133kcal。3番目はバナナ 86kcalです。

カロリーの高い=太りやすいという印象を受けがちですが、「果実100g当り」なので大丈夫です。

それに、なんといってもアボカドの栄養価(栄養のバランスや価値)の高さはダントツです。
例えば、ビタミンEについて言いますと。ビタミンEは老化防止に役立ちます。
アボカドおよそ1つ半で、大人の男性の1日の必要な摂取量10mgをカバーします。

この様に栄養成分を見ていますと、特に!アボカドが暑さの厳しい熱帯・亜熱帯の南国の国々で
日常的に食べられているのには「道理に沿っている」ということで、うなずけます!



「アボカド」は世界の各国でさまざまな食べ方の工夫されている食材でもありますね!
写真の右側は、「手巻き寿司のネタの1ツ」として準備されました。↑↑↑↑↑
「さしみ醤油(たまり醤油)」と「寿司飯」「海苔」と組み合わせて食べると、
アボカドは食感・味、共に“「中トロ」そのもの!”と豪語されています。笑
アメリカで発祥した「カリフォルニアロール」にも「アボカド」がネタの1つとして欠かせません!
また、メキシコ料理は、「ワカモレ」という名のサルサソースにトマトと一緒に混ぜます。
このソースを「トルティーヤ」に載せて食べるのも有名な一品ですね。

ベトナム料理の本来の「アボカドジュース」は、「コンデンスミルク」と果実をミキサーで混ぜています。
ご家庭ではさまざまな工夫でオリジナルの味が楽しめます!
チョコレートシロップをかけたり、インスタントコーヒを入れたり、レモンや塩、
また、ナタデココやヨーグルト、牛乳、バニラエッセンス等の香料を混ぜるなど等。

アボカドは、ビタミンA,C、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラルを多く含んでいます。
まだまだ残暑厳しい、日本の猛暑の中でも「夏バテ」防止に一役かってくれそうです!

常夏のシンガポールの元気の味方!「アボカドジュース」の話題でした。



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