Tuesday, September 18, 2007, 23:31 - イベント
常夏のシンガポールでは一年の時間の流れを「季節」ではなくて「祭り」で感じる事ができます!
シンガポールでは多国籍文化を根強く残し、さまざまな民族の祭りが随時祝われています。
厳粛なイスラム教徒の人々の間では、1ヶ月間の「断食」の時期に入りました!
そして!中華系の華人と呼ばれる人々の祭りも!始まっているんです。
秋の節句「中秋節」です!旧暦の8月15日、今年は9月25日(火)にあたります。
月が満月を迎える「中秋節」の当日は、月を愛でて菓子を食べる習慣が古くからあります。
その菓子を「月餅」といい、日頃お世話になっている人々や親しい人に贈ります!
今、シンガポールの百貨店やホテルではこの「月餅」の商戦がピークの時期を迎えています!
この「月餅」については明日の記事で詳しくご紹介しましょう。お楽しみに!!
「秋」の節句。中国では古くからこの十五夜の月を祀り、秋の収穫を祝って地の神様を祀る日です。
なぜ?秋の節句は「月を鑑賞する」のが伝統なのか???
みなさん!日本でも「中秋の名月」、月見をするのは秋の夜空です。
月の形が「円」に近いため、一年のうち、この時期の満月が最も美しいと言われています!!
本来、中国の伝統文化の月見にはいくつか意味があると言われています。
古くから崇拝されている月、欠けていない満月は「円満」、「完全」という言葉を連想します!
儒教の教えから説きますと、家族団欒で食卓を囲む事で、「親を大切にする」に繋がるそうです。
華人の人口が78%と言われるシンガポール、町の至る所で、大・小の祭りが開催されています。
さぁ!先週木曜日から始まったシンガポールリバー沿いのクラークキーの灯篭の飾りの話し!


この巨大な灯篭のオプジェクトが観光客や祭りに訪れた人々の目を楽しませています!
シンガポール沿いにポツリポツリと並ぶ飾り灯篭。集う人々は「日が暮れる」のが楽しみ!の様です。
日本では、月は「うさぎが餅つきしている」と言われますが、中国文化で月を連想する物はたくさん!
大学の中国語クラスで学んだ「中国の伝説」に登場する人物の巨大灯篭に、少し感激です。
↑↑↑↑↑ 写真 月に住む天女「嫦娥(じょうが)」↑↑↑↑↑ 写真 運命の「赤い糸」を扱う老人!
それぞれの伝説のストーリーについて詳しい内容は、これも後日ご紹介しましょう。
↓↓↓↓↓ 写真 月の上にそびえ立つと語り継がれている宮殿

↓↓↓↓↓ 写真 チャリティー灯篭 家庭や町内会単位でも灯篭る習慣が残ります。

ところで、シンガポールは外国のもかかわらず、いながらにして「日本」に触れられる国です。
日本食や日本の車や音楽、日常生活品、など。時には新しい発見もあります。
先週、9月14日(金)、東北四大祭りの1つ秋田竿灯(かんとう)の妙技が
中秋節の一環としてシンガポールの中華街で披露されていました。
これは、シンガポール政府の関係者が1年越しで叶えました、誘致でイベントとして実現されました。
秋田竿灯は、提灯を持って町を練り歩きます。そして、最後にその竿につけた短冊を川へ流します。
この祭り、こうして短冊を川に流す事で「病魔や邪気を払う」厄除けの意味があります。
さて!
現在、世界中の華僑の人々によって各地で灯篭や提灯を扱う祭り「中秋節」が開催されています。
「灯りの芸術」と「月の神秘」、そして、「月餅の美味しさ」と、揃って味わえるといいですね。


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