Tuesday, September 25, 2007, 19:57 - イベント
遂に今夜は十五夜です！祝いのショートメールが携帯電話に届きます！！
秋の節句「中秋節」がやってきました！月餅（げっぺい）を食べながら月を鑑賞する伝統的な節日。
十五夜の月に祈り、秋の収穫を祝いその土地の神様を祀る日です、旧暦の8月15日。
中国文化の四季の節句の中では、春節に続く、大きな節句です。
世界中の華僑の人々によって祝われます！
近隣国、ベトナムの「月餅と中秋節」については9月19日のバックナンバーをご覧下さい。
（***** 2007SEP19thWed ***** 中秋節 THE 月餅の話し PART�機船戰肇淵爛弌璽献腑� 〜！）
中国の風習も国民皆で祝うシンガポールでは、日本のお歳暮の様に月餅が交わされています。
そこで毎年、菓子・ホテルなどの飲食業界でこの「月餅商戦」が行われます！
↓↓↓↓↓ 写真 ショッピングセンターの催事場では「月餅コーナー」が特設されます。
「試食」や「配達用」「予約割り引き」「自宅お届け」など、新商品を売り出します！
中秋節をシンガポールでは英語でMid-Autumn Festival、月餅を「ムーンケーキ」とも呼びます。
独自のブランドのムーンケーキを販売するのが恒例となっています。
↓↓↓↓↓ 写真 スタンダードの月餅が塩漬けの卵の黄身が入ったおかず風の餡。
変り種となりますと、ドリアン、マンゴー、パパイヤなどの南国フルーツやアイスが餡に入ります！
スノースキンと呼ばれる、表面がやわらかくて白っぽい皮のデザート風月餅。↓↓↓↓↓ 写真
年毎に過熱する月餅商戦から、多種多様なムーンケーキが誕生しています！
ところで、今夜は家族や親しい友人が集まり、月を愛でて菓子や食卓を囲みます。
シンガポールでは、チャイナタウンやチャイナガーデンにて飾り灯籠が灯りがともされます。
大道芸人たちがパフォーマンスを披露し、祭りに華を添えます。
さて、この中秋節の一環として登場しているクラークキーのランタンについて。
ここで、語り継がれている中国の物語を紹介しましょう。先週、9月18日の記事もご参考に。
（***** 2007SEP17ｔｈMon ***** 中秋節！灯篭でシンガポール川沿いに温かい灯火の話し！ ）
↑↑↑↑↑ 写真 古くからのかたきの家柄同士であれ、どんなに離れた所に住む男女であれ、
最終的にこの老人の赤い糸は男女の運命を繋ぎ合わせます。そんな「月下老人」です。
「月下老人」は、唐の王朝の時代の話。時は618年〜907年、都は長安、現在の西安でした。
宋城での出来事、官職を任され役人として成功をおさめていた男性の話し。
旅の途中、月灯りの下で赤い糸と、腰に布の袋をぶら下げている老人に出会います。
この老人こそが世の中の全ての男女の「縁」を結ぶ人物です。
未婚だったこの男性は、この老人に将来の運命の女性について尋ねます。
しかし、
この老人が結婚相手として指したのは、男性とは身分格差のある女性に抱かれていた赤ん坊でした。
その答えに動揺した男性は、市場の人混みでこの赤ん坊の眉間を刺してしまいます。
しかし、男性とこの女の赤ん坊は、やはり・・・運命の赤い糸で繋がっていました。
十数年時が経ち、この男女は再会します。男性は自分の犯した罪を告白し、生涯の伴侶と決めます。
この二人は、互いに慈しみ合い、幸せに満ちたに暮らしを過ごすというストーリーです。
次に↑↑↑↑↑ 写真上の女性は「嫦娥（じょうが）」という中国の古代伝説の天女です。
そして、この嫦娥が住んでいるのが月の上の御殿「月宮」です。↑↑↑↑↑ 写真
嫦娥は、「淮南子（えなんじ）」という書物に登場します。
この書物は、漢の学者、淮南（わいなん）王劉安（りゅうあん）が集めました。現存するのは21篇。
その伝説の中で、弓の名人「ゲイ」の妻が嫦娥、不死の薬を盗み飲みして、仙人となります。
中国では「月の上のうさぎ」の代わりに美女「嫦娥」。また、それに由来して月を「嫦娥」とも呼びます。
中秋の名月を愛でながら、祝福される「中秋節」。各地で根付いた風習もさまざまです。
木犀の花を賞でてブランコ遊びをする地域、
団らんの食事の席で、甘酒を飲んで蓮根やひしの実を食べる地域、
灯篭踊りや山歌など、宴を盛大に行う地域もあるそうです。
みなさんの周りの「中秋節」はいかがでしたか？？？ 風流な夜を過ごせましたか？？？
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