Tuesday, October 02, 2007, 08:59 - エンターテイメント(MUSIC/MOVIE/BOOKS)
音楽でリラックス!今夜はとろけるような音楽に浸ります!
ボサノヴァ・ミュージック、の新世代の女王と呼ばれているベベウ・ジルベルト(Bebel Gilberto)!
シンガポールで2度目の公演!会場には、ドレスアップした音楽好きの人々が集まりました。
年齢層は少し高めの大人のコンサートです!西洋人の老夫婦のカップルも見受けられました。
ライブが行われたのは、シンガポールを代表するコンサートホール、エスプラネードシアター!

ベベウ・ジルベルトはボサノヴァ・ミュージックの「女王」「サラブレッド」という代名詞があります。
今夜のライブの話の前に、ベベウ・ジルベルトの生い立ちと共に、まずその理由を紹介しましょう!
父は、ボサ・ノヴァ音楽を創始した一人に挙げられるジョアン・ジルベルト(Joao Gilberto)。
母は、ブラジリアン・ポップ界を代表するシンガー、ミウシャミ(Miucha)・ジルベルト。
1966年リオ・デ・ジャネイロ生まれ、幼少の頃から英才教育でブラジリアン音楽を学びます。
9歳でプロとしてキャリアをスタート。両親のライブに参加しミュージシャンとして成長しました。
そして、1989年、ファーストミニアルバム「ベベウ・ジルベルト」を発表して注目を集めます。
1990年代には、ブラジルからアメリカ・ニューヨークに移り住みました。
世界の大御所と称される、様々な音楽ジャンルのアーティストとコラボレートしています。
アート・リンゼイやカエターノ・ヴェローゾ、デヴィッド・バーン、坂本龍一、テイ・トウワなど。
1999年には、初のフル・アルバム「タント・テンポ」をリリース。
日本を含む世界中で大ヒットとなり、新世代ブラジリアンミュージックの草分け的存在となりました。
2004年のアルバムは、グラミーノミネートを果たしました。
さて!今夜はダブルパーカッション、管弦楽器、ギター、そしてベベウの5人のステージ。
実は、べベウのご主人は日本人ミュージシャン、彼女の横でギターを演奏していました。
ステージで、ベベウが声を発した瞬間、ゾクゾクしました!その声はまろやかで深みがあります!
歌声というよりは「音」と言う方がピッタリきます。耳にしっくりとくる音です!
その感覚は、大地のうなり、海のとどろき、風の音など、なんだか自然が発する音みたいでした。驚
アンコール3曲を含む、全15曲の演奏、ボサノヴァ・ミュージックの幅の広さを聞かせてくれました!
新たなボサノヴァ音楽です!愛を語ったメローな曲、サンバの太鼓を鳴らす情熱的な曲、などなど。
公演の最後は、客席はスタンディングオベーションで、今夜のライブの満足度を表しました。
Bossa Novaとはポルトガル語で「新しい感覚」、「新しい傾向」といった意味があります。
そのボサ・ノヴァ音楽は、
1950年代後半に、リオ・デ・ジャネイロのコパカバーナやイパネマなどの海岸地区で
サンバミュージックが変化を遂げ、心地良い洗練されたサウンドとして定着しました。
今夜のライブで気が付いた事。 なぜ???この音楽はリラックスできるのか???
そのリズムやメロディーは、ブラジルの海岸の風、砂浜、潮の香り、空、を感じる事ができます。
なんと言っても、ベベル自信が会場の誰よりもリラックスして歌います!パフォーマンスの最中は、
ステージに寝そべったり、回転する椅子に身をまかせワイングラスを傾けたりして歌います。
また、
妖艶なダンスを踊り不思議な魅力をふりまきます。シンバルや鉄琴をアドリブでカタカタ打ちます。
竹や木の片を組み合わせた楽器を胸に抱えて、無造作にジャラジャラ鳴らします。
そうした、枠に全くとらわれないパフォーマンス、加えて曲の間のトークもユーモアたっぷりです!


現在、日本は世界の中で一番ブラジル音楽の需要が多い国と言われています。
その流れには、ボサノヴァに夢中になった現代の若者たちの文化が欠かせません。
日本では、2000年以降、アメリカの「ラウンジ」文化の影響でカフェブームが到来しました。
その多数あるカフェで、その人気の地位を確立していったのがボサノヴァ・ミュージックと言えます。
今では、日本ではブラジル本国でもなかなか聞けない音源が多数発売されています。
こうして、日本のボサノバに傾倒する音楽ファンの数がますます増えています!
心を癒す音楽の持つ力は偉大です!持続的・恒久的・継続的な安らぎの効果があるんだそうです!
興味をもたれた方、是非CD店でボサ・ノヴァミュージックのコーナー覘いてみて下さい!
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