Monday, November 19, 2007, 19:36 - プチニュース
シンガポールは雨季に近づき雨の日が多くなりました。
さて!真っ青な空の下、↓↓↓↓↓ 写真 池に浮かぶのはタイ建築の離宮の庭園内にある建物
「プラ・ティナン・アイサワン・ティッパアト」、実はこれはバンコクの王宮の建物のコピーです!
この離宮はアユタヤーから南へおよそ20kmのところにある、バーン・パイン宮殿といいます。
アユタヤーの歴代の王達が離宮として訪れています。
在位1629〜56年のプラサート・トーン王により築かれて、ラーマ5世が多くの建物を建立しました。
そう、タイ王国といいますと、立憲君主制で、国王はタイ国民にとって国の象徴的な存在です。
タイに降り立った瞬間から感じられるのが、国民が王室を敬う意識の高さです。
ビルの玄関口、ショッピングセンターや商店など、
あらゆるところで国王の肖像画や写真が見られます!↓↓↓↓↓ 写真


タイに駐在する友人の話しによりますと、映画館でも、上映前に国王の映像が流されます、
タイの人々はその場で起立して敬意を表します!その後、全員で国家斉唱する!そうです。
決して、こうしたことはタイの国では強制的ではありません。かららこそ、これまでタイの国で
伝統として王家に対して崇敬を払うよう教えられてきていることがわかります。
このバーンパインは美しい夏の宮殿で、
この広い敷地の庭園には、洋風・中国風など、さまざまな建物が点在しています。
これは、↓↓↓↓↓ 写真 宮殿入り口の北側にある「プラ・ティナン・ワローパート・ピマーン」です。
これまで王族の居室などに使われていまして、謁見の間や待合室があります。
芝生のエリアがありますが、そこにはゾウやウサギなどの形をした緑でできたオブジェがあります。
これはタイの伝統的な形式の植え込みの飾りです、その愛くるしい姿に子供達が大喜びでした!!

チャオプラヤー川の中洲に築かれたこの宮殿、これまでにたくさんの王室系の人々が訪れています。
このバーン・パイン離宮には、王妃達の記念碑があります、これもラーマ5世が建てました。
↓↓↓↓↓ 写真 スナンター王妃、サオワパーク女王と3人の子供たちの碑が並んでいます。
スナンター王妃は、この離宮へ向かう途中に船が転覆して亡くなった王妃です。


また、この離宮には、王室にまつわる歴史や文学、建造物などが詰まっています。
特に印象的だったのは、内部に唯一入って見学することができた
↓↓↓↓↓ 写真 中国風の「プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン」という建物です。
1898年完成、雨季や冬に、廷臣の住居として使われていたそう、ラーマ5世の寝台もあります。
ここでは漢字が書かれた書物、中国風の玉座、竜模様のついたて、等がふんだんに飾られています。
タイの王室でも中国文化が親しまれてきていることが分かります。


タイの国民は、タイ族が75%、華人が14%、その他マレー系、インド系、モン族、カレン族など。
この華人達は、
歴史上で劇的な同化を果たして、政治・経済面において大きなリーダーシップを握っています。
一部の王室系を除きますと、タイの主な財閥はほとんどが華人系だといいます。
私が中国語を学ぶシンガポール国立大学での中国語コースでは、
数人の華人系のタイ人のクラスメイトと出会いました。彼らは中国暦の正月・中国式の結婚式など、
今でも伝統の文化を守りつつタイで暮らしています。
ここ、アユタヤー郊外のバーン・パイン離宮にてタイの国民について少し知ることができました。
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